サイゼリヤのピザ代返金

こんばんは、ばたすけです。

ピザにメラミンが混入していたとして、レシートがなくても店頭でピザ代金を返却するとサイゼリヤが発表したのをうけて、早速「食べてもいないピザ代を要求する人」が出てきているようですね。
「レシート無しでも返金要求に応じる」と聞いた時に、そういう人が絶対に出るだろうなと思ったのですが、やっぱりです。

いくら客商売だといっても、そこまで遜る必要はないと思うんですけどねぇ。
大手スーパーなんかでは「買った商品が気に入らないから返品する、お金を返してくれ」と言ってくれば、どんなに使い古した代物であってもレシート無しで返金に応じていたりしていますが、それってどうかしていますよね。
あまり好きな言い回しではないですが、「社会通念に照らし合わせて合理的と思えるレベル」を逸脱しています。
好きな言い回しをするなら、「正義は為されなければならない」ので、そういう「過剰な要求」に応じる必要性は一切ないでしょう。
私としては、妙に遜るよりも、毅然とした態度を取る方がよっぽど「世間の真っ当な人」には支持されると思うのですが。

しかし、報道されている内容が悪いのかもしれませんが‥‥
「返金後にPOSの記録を確認したら、その時間にピザを販売した記録がなかった」
‥‥とか、サイゼリヤが後になってブツブツ言っているのは、なんとも格好悪いですね。

「不正請求は覚悟の上でのレシート無しでの返金受付だ」と言っていたのに、返金した後になって
「記録と照合したところ不正請求だった」とか言い出す訳ですから、なんともやっていることが中途半端です。
不正覚悟と言ったなら、後から記録と照会して云々なんて言い出さない方が良いですよ。
格好付けや人気取りを意図してかどうかは判りませんが、一度「覚悟の上」と言ったのなら、後から不正か否かを確認したりすると格好悪くて仕方がないです。
非常に矮小に見えますよね。
それに、こういう一貫性のない行動は、「真っ当な人」から見れば不信感を感じますよ。
評価を下げているだけじゃないですか。

そもそも、POSにはバッチリ記録が残っているのですから、
「レシート持ってきて下さい
レシートがない場合は何日の何時頃にどのテーブルで何ピザを頼んだのかを言って下さい、レシートの記録と照合して合致したら返金しますので」
と最初から言っていれば不正請求なんて起こらなかったんですよ。

なんでこういう中途半端なことになってしまうのでしょうか。
これでは、その場のノリで「レシート無しでも返金の要求に応じる」と言ってしまったとしか思えませんよ。
これも一種の「リスク対応」ですから、毅然とした態度で一貫性を持ってことに当たってもらいたいものです。