過労死は自己管理の問題

こんばんは、ばたすけです。

奥谷禮子女史が週刊東洋経済のインタビューで「過労死は労働者の自己管理の問題」と言ったそうな。
その人が置かれている環境にもよるので、全面的には賛同できませんが‥‥
「自分で辛いなら休みたいと自己主張すればいいのに「そんなことは言えない」とヘンな自己規制をしてしまって周囲に促されないと休みも取れない。
揚げ句、会社が悪い、上司が悪いと他人のせい。
ハッキリ言って、何でもお上に決めてもらわないとできないという今までの風土がおかしい。」
‥‥という辺りは同意見です。
ただまぁ、「休むことは悪いこと」という風土の会社も未だにあるようですので、家族を抱えて給料を減らされる訳にもいかない人は周りを気にして休めないのかもしれませんが、「体調が悪いのなら会社に来るな」と上司に言われるようなヌル~イ環境で仕事をしてきた私なんかは「まったくその通りだ」と思います。
折角、労働基準監督署みたいな組織もある訳ですから、過労死してしまう前にそういう組織を有効に使って死なない程度に働ける環境を整える努力をすることも必要になってくるんじゃないかと思います。
少なくとも「くれない君」では何も改善されませんから、何か問題があるなら自ら是正するように行動することが労働者にも求められているように思いますね。

あと、ついでに‥‥
格差社会と言いますけれど、格差なんて当然出てきます。
仕方がないでしょう、能力には差があるのだから。」
‥‥という発言についても同意見です。
ただ、格差が社会不安の原因(スラムが出来上がって犯罪が頻発するとか)となるような極端な格差は容認できませんけど、より多く働いたり、より良い仕事をした人が他の人より多く収入を得るのは当然のことだと思いますね。
だって、普通に考えて「遊んでいて仕事しないあいつと、滅茶苦茶頑張って働いている自分が同期入社だという理由だけで給料が同じ」だったら、アホらしくて仕事なんてやってられないでしょ??
その程度の話であれば納得ですよ。

ま、資本金が2億円を突破してるような大会社の社長さんなんてのは感覚が我々とは異なるのでしょうから、どういう意図で言っているのか私は知りませんけどね。
全面的に賛同はできないにしても「自己管理はきっちりしようぜ」ということや「働きに見合った給与を得る」ってのは賛同ですわ。