当て逃げ

こんばんは、ばたすけです。

久里浜からフェリーに乗って、千葉は金谷に渡って鋸山に行ってきました。
風が強くて鋸山ロープーウェイがグラグラ揺れてました。
「これ以上風が強くなるとロープーウェイが運休になります」と放送していたくらいなので、どの程度の風なのかは推して知るべしです。
嫁さんに言わせると「そんなに揺れてたかなぁ?」だそうですが、高所恐怖症の私にはビュービュー音を立てて吹く風と、高所で風に合わせてグラグラ揺れるゴンドラは恐怖以外の何物でもありませんでした。
行き帰りのフェリーも波が高くてグラングラン揺れてましたし、どうもよく揺れる日だったようです。
車も波飛沫を被って潮でベタベタです。
初めて洗車機にかけてしまいましたよ。

さてさて、タイトルの件ですが、事件は行きの久里浜港で起こりました。
フェリーの出発待ちをしている間に助手席のフロアマットを直していました。
直し終わり、ドアを閉めて一息ついていたら‥‥
「ゴン!」
‥‥と何かが左腕に当たって左腕がブンっと振られました。
「何じゃい!?」と思って左側を見ると、白いプリウスが音も無く走っています。
どうやら、ドアミラーが私の左腕を直撃していったようです。
止まって「大丈夫ですか?」と人が降りてくる気配も無く、プリウスはそのまま私の車の斜め前の乗船待ち位置に停車します。
ジーっとプリウスを見ていたら、白髪で小太りの老人が車を降り、こちらに一瞥くれるとそのまま乗船券売り場に歩いていこうとします。

「一瞥くれる」ということは、何が起こったかは認識しているようです。
しかし、何事も無かったかのように振る舞うってのはどういうことなんでしょうか?

「ぶつけておいて一言も無しですか?」
と言ったら老人は立ち止まって曰く
「いやぁ、危なかった、あっはっは」
反省の色も無く(少なくとも、私にはそう見えました)、他人事のようにそう言うので私は呆れて笑ってしまいました(当然、苦笑いですよ)。
それで許してもらったと思ったのか、老人は足早に乗船券売り場へと去って行きました。

他人に迷惑をかけても「ごめんなさい」とか「すみません」とか、ましてや車をぶつけているのに「大丈夫ですか」とか一切言わないんですよね。
どういう育ち方をして、その歳まで何を学んで生きてきたのか、疑問に思われてなりません。
ただただ、呆れ果てるだけです。

この調子だと、この老人は人を轢いても何事も無かったかのように立ち去るんじゃないでしょうか。
無駄に歳食ってるだけの老人は社会には不要ですよ。
この老人に育てられた子供や、その子供が育てる子供の程度が知れるというか、社会がおかしくなっていくのも納得です。
こういう人達とは住む世界を別にして欲しいと願わずにはいられません。

ということで、出だしから不愉快で波乱万丈な旅になりましたが、帰りには東京の(千葉だけど)黒いお湯の温泉にも入れましたので、全体としては満足な旅でした。
今度は日帰りではなく、泊りがけで房総半島をゆっくりとまわってみたいものです。
もちろん、轢き逃げ老人は不要です。