安全サイドに倒れたのはシステムとしては間違っていない

こんばんは、ばたすけです。

昨日、東京メトロ丸ノ内線で停電が起き、車内に閉じ込められるは、地下鉄は動かないわで騒ぎになっていたようですね。
原因は非常用の発報装置の誤作動だとかいうことらしいのですが‥‥

またまた報道ステーションネタで申し訳ないのですが、古館キャスターが
「原因不明の障害なんて恐ろしい」
といったことを言っていました。

確かに、原因は究明されて、対策を施されなければなりませんが

「この障害が発生した結果として、事故が起こるような状況になった」
(たとえば、列車非常停止装置が動作しなくなった)

とかではなく

「この障害が発生した結果として、事故は絶対に起こらない状況になった」
(だって、電車は一切動かない訳ですからね)

のですから、「恐ろしい」という表現を用いるのは誤りだと思うんですけどね。
誤動作とはいえ、事故が起こらないように電車が止まった訳でしょ。

そもそも論で言えば、何か不測の事態が起こった時に、被害を最小限度に留めるように動作するというのはシステムの動きとしては至って真っ当なことなんですけどね。

誤動作を起こしたことについて「メンテナンスがなってない」とか、車内に閉じ込められた人が出たことについて「非常時の対応がなってない」という批判をするのなら解りますが、「安全装置が働いて列車が止まった」ことを指して恐ろしいと言うのは理解できません。

毎度毎度のことながら、問題にしている所がズレているんですよねぇ。
この迷走はいつまで続くのでしょうか??