自ら助く者を助く

こんにちは、ばたすけです。

遅い昼御飯を食べながらNHKを見ていたら、発達障害の話をしていました。
ハートをつなごう発達障害・就労編」」という番組ですね。
発達障害アスペルガー症候群の人がコメンテーターとしてスタジオに来ており、発達障害と診断された女性の就労状況についてあれこれ話をしていたのですが‥‥

個人的に思うことなんですが、最近は何でも「○×障害」って病気にしちゃいますよね。
病気だと診断されて、「あぁ、自分は病気なんだ」と思って気が楽になる人もいれば、病気なんだと落ち込む人、病気なんだと開き直る人と、色々なパターンがあると思います。
必ずしも、病気だと診断することが、その人にとって良いことだと思えないのですが、どうでしょうか?

医者も商売でやってますから、通院してお金を落としていってもらわないといけないんですよね。
そういう商業主義で、なんでもかんでも「障害です」という診断を出しているんじゃないかと思われてなりません。
どうも、発達障害やらパニック障害やらでは障害者手帳の交付対象にはならないらしいので、そうなると医者は簡単に「○×障害」と診断して、通院患者を増やそうとするのではないかと。

精神科ではないですが、嫁さんが指を骨折したので病院に行き、
「骨折してしまったみたいで」
と言っているのに、指をちらっと見た医者が
「あなたはアトピーが酷いですね、これはアトピーにバイ菌が入ったんです」
と真剣な顔をして言ったというようなこともあり、医者の言うことなんてまったく信用ならないなと思う訳ですよ。
患者のことを真剣に考えている医者なんていないんじゃないですかね。

話がそれました。
番組を見ていて、疑問に感じたのは番組の趣旨なんですよ。
どうにも「障害を持っているんだから仕方ないじゃないか」という開き直りにしか見えなかったのは私がひねくれているからでしょうか?
「持っているけど頑張っている」ではなく「持っているから仕方ない」ではどうしようもないというか、それじゃぁ社会生活を営んでいけないと思うのですが。

一番疑問に思ったのは、留守電を解除し忘れて会社の電話がずっと「お休みです」という案内になっていたという話の時でした。
発達障害の女性が留守電のスイッチON/OFFの担当になっており、出社してそれを解除し忘れていたという話だったのですが、コメンテーターが「どうして社長が留守電を解除(する役割を担当)しないんですか?」と言っていましたが‥‥
普通、社長さんはそんなことしないでしょう。
それを社長がするのなら、従業員を雇う必要なんてないですって。

障害云々だけでなく、親の老後の面倒なんて話もそうですが、「自らなんとかしようと努力している人を助ける」のはやぶさかではないのですが、「助けてもらうのが当たり前」という態度でこられたら、助けようという気にはならないです。
最近、「相手がどう思うか」ということを全く考えてない、「してもらう」ことばかりを考えており、かつそれが当然だと思っている人が多くないですかね?
そんな態度でいると、当然ながら誰も助けてはくれないですよ。