なんのためにやっているのか?

こんにちは、ばたすけです。

研修講師の仕事も2週目が終わり、明日から3週目に入ります。
ぼつぼつ慣れてきたのですが、講師というのはとかく消耗しますね。
真剣にやればやるほど疲れます。
そんなこんなでふと思う「これが本業だったら死んじゃうよ(-_-;)」と。

しかし、記憶の中にある「講師や教師を仕事にしている人」を思い起こしてみる限り、どいつもこいつも「他人事」な感じでやる気があるとは思えないんですよねぇ。
良心的に解釈すれば、「疲れ果てているんだな」と今なら思うのですが、真実はどうなんでしょう??

さてさて、本題。
研修では技術的なことを教えるに留まらず、会社とはこういうもの、技術者はこうあるべき、という話もしています。
その中で
「人生は競争と選択の連続であり、競争の結果として得た選択肢の中でのみ選択が許される」
という話をしつこく何度もしています。

日本は欧米に比べて生まれや学歴による格差がほとんど無いです(格差社会とか言っていますが、欧米に比べれば格差なんてまだまだ無いも同然のレベルです)し、「ゆとり」とかいう訳の解らないことを言っていたので、「競争して勝つ」という意識が希薄化しているようですが‥‥
勉強(学校のお勉強だけじゃないですよ)は他人の為でなく自分のため、つまり「競争に勝つ」ためにやっていることですし、自由は自らが勝ち得た範囲の中で、自己の責任によってのみ行使できる訳です。
これって社会の真理だと思いませんか??

たまに「親に言われたから」とか「他人に勧められたから」とか真剣な顔をして言う奴がいたりしますが、誰に何を言われようが最終的にそれを選択したのは自分自身なんですよね。
「他人のせい」にしているうちは道は開けないでしょう。

まぁ、そんなこんなで
「寝たければ寝ても良いです、寝ても私は起こしません
就職後に「研修受けたのにどうしてできないの?」と言われて困っても私は知りませんよ
勉強せずに寝るという選択をしたのは自分自身ですから、その責任は自分で負って下さい
寝たくないけど寝てしまうかもという人は隣近所に寝たら起こしてくれと頼んでおいて下さい」
と懇切丁寧に対処方法も含めて宣言をして講義を始めたのですが、それでもグーグー寝てる奴がいるんですよね。

あと、
「解らないところがあれば質問に来て下さい
理解度不足と思われる場合でも、こちらからいちいち「これを勉強しなさい」とか指示しませんよ」
と言っているのですが、できていない生徒ほど質問には来ないですね。
テストの点が滅茶苦茶で解っていないことが明白であるにも係わらず、一切質問に来ないというのはどういうことなんでしょう。

そもそもやる気が無いなら、講義に出てこなければ良いんですよ。
出席してさえいれば自動的に何かが手に入るという類のモノではないのですから。
私の言う「社会の真理」が理解できないんでしょうかねぇ。

「何のためにやっているのか」を見つめ直して欲しいものです。