責任は上に

こんばんは、ばたすけです。

飛騨牛の偽装事件が発生しましたね。
食品偽装発覚し、経営者が記者会見で「知りませんでした、従業員が勝手にやりました」と言う。
この流れって、これまでに何度も見てきたパターンとまったく同じだと思うのですが、いい加減、食品偽装とかやっている人は学習しないんですかね?
自分の所は絶対に発覚しないと思っているとしたら、その根拠を知りたいものです。
それに、「命令は下に、責任は上に」が組織運営の鉄則ですから、社長が従業員に責任を擦り付けようとするのはそもそも論外でしょう。
まぁ、会見の様子を見ていても馬鹿っぽそう(あくまで私の主観)ですから、何も考えてはいないのでしょうけれども。

そうこうしていると、今度は中国産うなぎを愛知県産うなぎと偽装して、大量に出荷していたことが発覚しましたね。
こちらは「いずれ発覚すると思ったが、バレるまえにすべて出荷できると思った」と、開き直りだかなんだか解らないことを言っている上に、取引先に口止め料らしきお金を置いてきたり、取引際に身代わりをお願いしたりと、より悪質な気がします。
「輸入うなぎを国産と表示して売るのは日常化している」というニュース番組の特集もありましたから、どうせバレないという気持ちがあったのでしょうか?
その特集では産地偽装を指摘された経営者が「うちだけじゃない、それを言い出したら業界全体がひっくり返っちゃうよ」なんて言ってましたから、産地偽装は常態化しているのかもしれません。
「みんなでやれば怖くない」なんて幼稚な感覚だと思うのですが。

コーポレートガバナンス云々と言われていますが、それ以前に、企業を統治する立場の経営者がこれでは話にならないと思うのですが。
経営者の倫理観念の欠如は甚だしいですね。
企業経営にプライドも熱意も正義感も何も無く、ただお金を儲ければ良いという姿勢なのは情けない限りです。
どいつもこいつもレベル低いですよ。

# こういう経営者の会社が年商何十億、何百億っておかしくないですか?
# それなら、うちの会社は年商何兆円とかになって然るべきだと思うのですが(苦笑)