共産主義バンザイってことなのかな?

こんばんは、ばたすけです。

ご飯を食べつつ、ブロードキャスターを見ていたのですが‥‥
「先進国と後進国のように格差が生じるのは良くない」といったことを言っていました。
これを言ったコメンテータがどういう教養の持ち主で、何を考えているのかよく解りませんが、世界中の国が同じ経済レベルになるってことはあり得ないですよ。
資本主義社会である限り、格差は絶対に発生するんですよね。
社会構造が「競争に勝利した者がより富を得る」ようにできている訳ですから、格差が生じるのは当然のことです。
それに、今現在勝っている者は今後も勝ち続けるべく動く訳で、それは「現在の勝利者の勝利が続くようにルールを変え続けること」ですから、今現在負けている者が逆転、もしくは並び立つことはとても難しい訳です。
ですから、敗戦国である日本の戦後復興が奇跡と言われている理由がこれで判りますよね。
また、これは極論ですが「欧米諸国は植民地時代に占領地の人に教育を施さなかった」でしょ?
今現在もそれは続いていて、支配階層の人は「国民は馬鹿で従順な方が良い」と思っている。
この辺り、欧米は露骨ですよね。

当然、格差というのは国の間だけでなく、国民の間にも同様に発生します。
日本国内の格差(私個人は格差でもなんでもなく、ただの結果だと思っていますが)についても、相変わらず「格差はダメだ」と言っている人が多いですが、いつまで高度経済成長とバブルを引きずっているのかと、コメンテータの頭の中の時代錯誤度合に呆れ果てます。
「何も考えなくても、誰にでも必要十分な給料をもたらしてくれる仕事に就ける時代」はとっくに終わったんですよ。
そんな異常な好景気はもう来ませんから、少ない富を奪い合うしかないんです。

同じ問題に相対しても、人によって取組方や結果、意欲はまったく異なります。
つまり、人によって差が生じるのは当たり前なんです。
だから、格差は絶対に生じます。

だから、問題視すべきは「格差が生じること」ではなく「格差が固定化すること」なんですよね。
日本は西欧のような歴史的階級社会ではないので、経済的階層に関してはまだまだ流動的なのですが、親の経済力によって子供の将来が左右される傾向は強くなってきたように思います。
とはいえ、逆に親に十分な教育を受けさせてもらっている(良い学校を出ている)のに、何も考えずに生きているから勝負に負けて下層に属している若者が増えているのも事実です。
私個人としては、親の経済力というのは有利に働く要因ではあるものの、それがすべてだとは思っていないです。
要は本人次第、つまり「競争を生き抜くためにどうすれば良いかを考え、それを実行し、間違いに気が付けば軌道修正できる力を身に付けられるかどうか」だと思いますね。
そういった意味では、「親の経済力」よりも「親の教養」に左右されると思います。
言っておきますが、良い学校を出ているから、高い教養を身に付けているとは限りませんよ。
良い学校を出ていても馬鹿な人間はいますし、学歴はたいしたことなくても教養のある人もいます。

ただ、やっぱりそのことに気が付かないで、何も考えずに暮らしている人が多いように感じるのは事実です。
無知、無思考は「自分に対する罪」だと思います。

それが「ゆとり教育」の成果なのかどうかはよく判りませんが、
運動会の徒競争で、ゴール前で一旦止まり、全員が手を繋いで一緒にゴールして「全員1等賞」
なんてやっているという話を聞いたことがありますが、これは愚の骨頂ですね。
世の中の実態は熾烈な競争社会であるというのに、競争はいけないことだ、競争しちゃ駄目だと子供に教え、「だからどうしたら良いのか」については一切教えないとうのは、単純に「子どもから社会で生きる力を奪っただけ」でしかないですよね。
こんな状態で社会に出たのでは競争する前から「負け」ですよ。
社会の下層に位置するようになるのは当然のことです。
まぁ、自爆ですよね。

話が発散していますが‥‥
「格差が生じるから競争はダメ、みんな平等」
を理想とするってことは、共産主義が良いってことなんですかね?
私は努力が報われない社会なんて嫌ですけどね。
格差はダメだと主張している人の考えを聞いてみたいものです。