ミサイル発射は誤探知

こんばんは、ばたすけです。

4日(土)お昼の「北朝鮮がミサイル発射」というのが誤探知による誤報だったという話ですが‥‥

よくよく話を聞いてみると、誤探知ではないですよね。

「レーダーがミサイルらしきものの航跡を探知した」
というので、それが「本当にミサイルなのか?」を米軍の警戒衛星からの情報と照会している最中に
「ミサイルが発射された」
と官邸に連絡してしまった

ということですから、単純に航空自衛隊の人為的ミスでしょう。
レーダーの誤探知というのは、レーダーに失礼な気がします。

どんな素晴らしいシステムを用意しても、最後の決定を下すのは人間ですから、ヒューマンエラーというのは除外しようがないんですよね。
まぁ、次からは2人1組で相互確認するくらいの、ヒューマンエラーを回避するための最低限度の対策はやってもらいたいと思います。

さてさて、「誤報に住民怒り心頭」なんて報道がされていますが、発射されればものの10分程度で飛んでくるものですから、「何の連絡もなく知らない間に飛び去っていた」よりかは迅速に「発射された模様」という情報が伝えられるのは悪いことではないと思いますけどね。
人騒がせとは思いますが、戦時中の空襲警報みたいなもので「備えましょうね(と言っても今回は心の準備くらいしかすることはありませんが)」というお知らせですから、それに対してあまりピリピリしない方が良いんじゃないでしょうか。
「情報の精度を上げろ」と言われても、今回のケースは時間とのトレードオフですから、ミサイルが日本列島を飛び越えてから「発射されました」と言われても遅い訳ですよ。
となれば、迅速な情報伝達のためには、情報の精度が下がることはある程度は許容するしかないんじゃないでしょうか。
(とはいえ、人為的ミス連発というのはやめてもらいたいものですが)
どうせなら官邸からのお知らせは「ミサイルらしきものを探知」とした方が良いんじゃないかと私なんかは思います。

今回の問題の根源は
「確実な情報を迅速に国民の皆様にお知らせします」
としてしまった所にあると思います。
もう少し考えるべきでしたね。

しかし、前回のミサイル発射の時はこんなに騒いでいなかったのに、今回は何なんですかね?
PAC3とか配備されたからでしょうか??
なんで今回に限ってみんなこんなに騒ぐのか、ちょっと私には理解できないです。