実りの無い一日

こんばんは、ばたすけです。

義母が引っ越すというので、手伝いに行って来ました。
引越しついでにテレビを買い換えるというので、テレビの購入と設置を担当することになりました。

義母は「見るだけで録画はしないし、見られればなんでも良い」と言うので、ネットで下調べして、東芝ソニーだなと目星は付けたのですが、どうやらネットで買うより家電量販店で買った方がポイント分お得らしいということで、引越し当日にテレビを買って新居に向かうことにしました。
我が家の近くは家電量販店が何件か集中しているので、そこで買って行けば良かったのですが、義母の新居近くに某ノジマがあるので、「そこで買えば良いや」と思ったのが運の尽きでした。

大船の某ノジマに到着し、早速テレビを物色したところ、安かったのは‥‥
シャープ AQUOS LC-32E8-B
東芝 REGZA 32A1S
‥‥で、共に「\33,800 更に値下げします」でした。
26インチか32インチを買おうと思っていたのですが、どちらも同じ値段だったので、それなら画面が大きい方を選びますよね。

さぁ、東芝を買って終わり、話が早くて万々歳です。

と思ったのですが、そこに店員がやってきて
東芝は一番ダメです、シャープが一番良いです」
と言い出します。

お店の奥に展示してあるパナソニックソニー東芝、シャープのプラズマだ8倍速だ4倍速だのといった、おおよそ買おうとしている機種とは天と地程の開きのある機種にデモ映像を写して
東芝はダメですね」
と、延々と力説してくれます。
まぁ、確かにこの機種ではそうなのかもしれません。

店頭に置いてあるデモ機を見る限りでは、シャープのLC-32E8-Bより、東芝の32A1Sの方が良さそうに見えるんですよね。
ただ、店員があそこまで力説するからには、シャープの方が良いのかと思ったり‥‥
とは言え、店員には「売りたい物」がある訳で、店員の言うことは鵜呑みにはできませんし‥‥
自信が揺らいできました。

なんとなく、釈然としないながらも
「それじゃぁ、シャープ(のLC-32E8-B)を下さい」
と言ったら

「在庫がありません」

だそうです。

嫁さんが「今日中に設置したいので、今日買って帰りたいんですけど」と言ったら
店員曰く「それじゃ、東芝ですね」

はい、嫁さんブチキレです。
「散々、ダメだダメだと言っておいて、東芝を買えとはどういうことだ」
とまぁ、当然そう言いますよね。

「こちらのオリオンなんかどうでしょうか、日本メーカーで安いですけど‥‥」
と、急に\29,800と書かれて箱積みされているオリオン電器のテレビを指差すもんだから、嫁さんは更にブチキレてます。
「シャープの画質が良いと言っておきながら、デモ機も無くてどんなものかも見られない機種を買えってどういうつもりなんだ、今までの画質云々の話はなんだったんだ」
とまぁ、当然そう言いますよね。
こういうのをポリシーが無いというか、売れればなんでも良いというか、こういう対応をされて愉快な人間はいないですよ。

仕方が無いので、「それなら、サイズを落として26インチで良いから値段をなんとかしてよ」と、32インチと同じ\33,800というプライスタグを付けているシャープの26インチを指差したら
「わかりました、\32,000にします」
とのこと。

LC-32E8-BとLC-26E8-Bの価格差は\2,000くらいですので、そんなものかもしれませんが、感情的に少々納得がいきません。
もうちょっと安くしてくれと要求したのですが、これ以上は無理ですと言い残して店員は去って行ったので、某ノジマを後にしました。
大船の某ノジマ(の店員)は非常に不愉快でした。

もう、こうなったら意地でも\33,800以下でLC-32E8-Bを買ってやるという心境です。

次に、某ケーズデンキに行きましたが、某ケーズにはLC-32E8-Bが置いてありませんでした。
「新製品が安い」というのは、出たばかりの製品は価格が高いので、それを多少値引いて売るという戦略なんでしょうけども、いくらなんでも品揃えが悪過ぎですね。
本当に、出たばかりの高額な機種しか置いていないという感じです。
店内に客はまったく居ないし、こんなんで商売として成り立つのか、他人事ながらも気になってしまいました。

その次に、藤沢駅前の某ビックカメラに向かいました。
駐車場に車を止めようとしたら、車を運転できない人が軽のワンボックスでチンタラチンタラ車庫入れをやってくれて、イライラ倍増と、出足から良くない雰囲気です。

ビックカメラではLC-32E8-Bは「\38,800+ポイント15%」でした。
嫁さんが「某ノジマでは\33,800だったから、ポイントは要らないので\33,800にして下さい」と言ったところ
「ポイント無しということにはできないですが、\34,800にポイントを15%お付けして、実質\29,580ということでどうでしょうか?」
と言われたので、それで即決です。

さて、では会計となったのですが‥‥
ビックカメラには滅多に行かないので、ポイントカードを持って来ていません。

「ポイントカードを持って来てもらえれば、後日でもポイントをお付けできますよ」
と言われても、まず藤沢に行くことがありません。
「他店舗でもポイントはお付けできますが、5年間の延長保証が無くなってしまいます」
と、それでは損な気がします。

どうしようかと悩んでいたら、ビックカメラSuicaカードが目に留まりました。
どうせいつもSuicaで電車に乗っているし、現金チャージでクレジットポイントが溜まらないのは損なので、ここはビューSuicaを作るかという気になりました。
クレジットカードのポイントを合算したいので、作るなら手持ちのカードと同じJCBが良いですね。
「ポイント還元率もクレジット機能無しのものよりお得ですよ」という言葉にも釣られて、申し込むことにすると‥‥

「仮カードの発行に30分お待ちいただくことになります」

‥‥だそうです。
テレビ購入の旅も3時間を越えて疲れてきたのですが、これで万事解決と思い30分待ちました。
30分後、カード発行カウンターに向かうと‥‥

「審査の結果、仮カードの発行ができませんでした」

‥‥だそうです。
はぁ、クレジットカードの申し込みをして、カードが発行できないと言われたのは初めてです。
手持ちのJCBカードの限度額が240万になっているのがいかんのでしょうか??
って、別に私が望んでそうした訳ではなく、カードを使っていたらJCBが勝手に限度額をどんどん引き上げていっただけなんですが。
もしくは、零細企業の会社経営者というのがいかんのでしょうか。
「何が引っ掛かったのかはお知らせできません」ってそれじゃ何の解決にもならないですよね。
カード会社って何様なんでしょう??

仕方がないので、新しくポイントカードを作って会計をすることにしました。
どうせ手持ちのビックポイントカードは期限切れでポイントは失効しているので、最初からこうすれば30分待たされた上に不愉快な思いをしないで済んだ訳ですが、それは結果論ですね。
再びカウンターで「ビックカメラSuicaカードは如何でしょうか、すぐに仮カードを発行できますよ」と言われたので、不機嫌に「審査に通らなかったので作れません」と言っておきました。
大人げ無いですが、何れにしても無駄にした30分は戻ってこないんですよ。

会計を済ませると、テレビがハンドキャリーに載せられていました。
「ハンドキャリーはサービスです」
と言われて、なんとなく得した気がしますが、気分的なマイナスが大きいので、素直には喜べませんでした。

そんなこんなで紆余曲折ありましたが、義母宅に移動してLC-32E8-Bを据え付けました。
チャンネルの設定などをおこない、無事に映ったぞと思って15分ほどテレビを見ていたら‥‥

画面の左側に上から下まで1ドット分の青い線が入る

‥‥ようになりました。
最初は出ていなかったのですが、電源をOFFしようが、アンテナ線を交換しようが、設定をやり直そうが、この線は消えてくれません。
パネルのせいか、プロセッサのせいかは解りませんが、どうやら縦1列分の信号処理が出来なくなったようです。

仕方が無いので、ビックカメラに電話して初期不良での交換依頼をおこないました。
ここまで、ロクなことがないので、もしかして「お店に持って来てくれ」と言われるんじゃないかと思ったのですが‥‥

「自宅にお伺いして交換します」
「初期設定もその時にこちらでおこないます」

‥‥とのことで、そこまで酷い事にはなりませんでした。
延長保証万歳(?)です。

これでお店に持って来いと言われたら、

自宅から大船に向かってテレビを積み込み
藤沢に行ってテレビを交換してもらい
大船に戻ってテレビの設定をやり直す

と、またまた一日作業になるところでした。
交換は9日にやってもらうことで話が着き、どうにもテレビに祟られた1日はこうして終了しました。

帰宅後、値段や評判などを調べてみました。
値段は納得だったのですが、機種についてはネットではシャープ AQUOS LC-32E8-Bより東芝 REGZA 32A1Sの方が良いという意見の方が多いですね。

「下調べした限りでは東芝ソニーが良いという話だったから、東芝の方が良かったかもね」
と嫁さんに言ったら
「だったら東芝が良いってあの時に言ってよ、どうするかって尋ねたらどちらでも良いって言ったじゃない、後になってからあっちが良かったとか言わないでその時にハッキリ言って」
と怒られました。

そうですよね、最初から店員の言うことになど耳を貸さずに東芝を買っておけば、テレビを求めて流浪の旅に出ることも無かったんですよね。
自己の意志薄弱さが招いた結果だなと思いつつも、なんとも踏んだり蹴ったりな一日だったなと改めて思うところです。