嫌な上司はいつまで経っても嫌なまま

こんばんは、ばたすけです。

28日は客先の仕事納めで、会議室で乾き物とビールで乾杯となりました。
客先と言っても、元々は自分が新卒で就職した会社なので、当然ながら顔見知りが多く、納会では懐かしい顔に会うことができました。

と言っても、別に良い思いばかりしたという話ではありません。
嫌な元上司というのは、いつ会っても嫌なものですね。
う~ん、苦手と言った方が正しいかな。

当人は自分のことを「デキる奴だ」と思っているのかもしれませんが、私としては彼が何を意図して発言しているのかがさっぱり理解できませんでしたし、指示内容が解らないと言う私にネチネチ嫌味は言っても具体的に何かを指示するということはなかったので、到底「仕事ができる」とは思えませんでした。
彼と一緒に仕事をしていた何人かと話をしても、「あの人はなんにもしないよね」と言っているので、私の判断はそんなに大きく間違ってはいないでしょう。
「声と態度がデカくて、自分にとって都合の悪いことは一切無視できるという図太さを持っているだけ」
というのが、私の彼に対する評価です。
そういう人が優秀かどうかというと、私個人は優秀だとは思わないのですが、旧態依然とした大企業ではこういう人が「元気があって良い」と言われて出世するのだから不思議なものです。
とは言うものの、私も「専門学校卒では異例の昇進スピードだ」と言われていましたので、人事評価の是々非々について意見するのは自己否定に繋がるんですけどね。
まぁ、どちらかと言うと、彼の会社での立ち居振る舞いが私の価値観からすると軽蔑する類のものだったというのが、彼への評価を下げている一番の要因な気がします。

あと、私自身は自己の能力が低いとは思っていませんが、空気が読めない傾向が強いのは事実なので、察してくれる人が大好きでそういう人ばかり手元に置く彼とは「相性が悪かった」というのが我々の関係を正確に表現しているように思います。
ま、なんにしても物の見方が全然違うとでも言えば良いのか、とにかく私にとっては「生きている世界が違う」というのが正直なところです。
これで上司と部下の関係でうまくいく訳がないですよね。

さてさて、転職した私は「これでもう彼の顔を見ることもないだろう」と思っていたのですが‥‥

今の私は「他所の会社の社長さん」という立場になった訳ですが、これは逆に「仕事をもらっている」という、上司と部下の関係よりもさらに弱い立場になっただけなので、再び顔を合わせるようになっても
「俺はお前が嫌いなんだよ」
という正直な気持ちが未だに伝えられずにいます(笑)
いや、子供じゃないので、わざわざそれを伝える必要はないんですけどね。

ただまぁ、嫌な上司だったとはいえ‥‥

やりたくもない内容の仕事を我慢しながら続けられるほどに人生は長くもないし、それを続けたところで自分の為にもならない

‥‥ということに気付かせてくれたという点では、感謝しています。
転職する踏ん切りがつきましたから。

未だに彼と会うと、憎しみ6割、困惑3割、感謝1割といった複雑な感情を抱きます。
こういう感情はどう処理すれば良いのでしょうか。
彼を見る度に精神修行が足りないなと痛感させられます。