自分に置き換えてみると

こんばんは、ばたすけです。
職場の雰囲気になかなか馴れないもので、昼休みとは言えブログを更新していて良いものか判断が付きません。
もうちょっと様子を見てみないとねぇ。
なので、たまには自宅で書いてみることにします。

尼崎の列車事故ですが、JR西日本の幹部が遺族の弔問に回り始めたようですね。
これまで幹部連中が被害者やその家族の方々と直接向き合う機会がなかったように見受けられたので、これでJR西日本の現場を担当している職員も少しは気持ちが楽になるかなと感じました。
目の前にいるので、どうしても怒りの矛先が現場で応対されている職員の方々に向けられ、その様子が報道されていましたが、これはこれでどうなのかと思っていましたので。

遺族の方々の怒り、悲しみはよく判ります。
私が同じ立場なら、手近に居るJRの職員に殴りかかっているかもしれません。
ですが、不謹慎だと言われるかもしれませんが、冷静になって論理的に、特に「会社で平社員をやっている方」はよ~く考えてみましょう。

自分の会社で重大事件が起きました。
あなたは事件に巻き込まれて亡くなった方の遺族への対応を命じられました。
あなたは会社のため、毎日一生懸命働いていました。
あなたは自分の職務になんら恥じる所はありません、むしろ誇りさえ感じています。
しかし、遺族の怒りは応対しているあなたに向けられています。
その事件はあなたの落ち度で発生したものではありません。

こういう状況ってやるせないですよね。
自分をJRの現場職員に置き換えて考えると、複雑な気持ちになります。
現場には裁量権も決定権も何もありません。
多分、偉い人に言われるがままに現場の応対に出てきたのでしょう。
権限を負う者が責任も負うというのが組織の常識ですから、連帯責任でだというのはおかしいです。
(現場が人命を軽視していたとすれば話は別ですが)
私としては「偉い人をさっさと出せ!」としか言い様が無いです。
ニュースを見ながら、こんなことを考えていました。

偉い人が出てくるまで事故から1週間かかりました。
私にはこの時間は長かったように思われます。