風刺漫画

こんばんは、ばたすけです。
ムハンマドの風刺漫画で暴動が発生していますが、さてさて、どう思います?
な~んで向こうの人々は「抗議する」手段がすぐに「暴動」になるんでしょ?
暴力を行使するのが容易で、そうすることで自分達のストレスが発散され、鬱憤が晴らせるから?
暴力に対しては暴力で返されるだけで、暴動がエスカレートすれば、イスラム諸国を叩きたくて仕方がない欧米指導者に介入の口実を与えるだけなのですが‥‥
向こうの庶民の方達はそういうことには考え至らないんでしょうね。
どんなに正論を述べていようと、それを主張する手段が暴力であれば、だれもそれを正論として見てはくれません。
欧米に比べて遅れているとされている国々は、国民の教育にもっと力を入れなければいけませんね。
デモ行進くらいで止めておけば良いのに、投石したり放火したりするものだから、欧米メディアは彼らの主張なんてまったく無視で、暴動が起こっているということだけを伝えています。
こうなると「イスラムは危険で野蛮だ」というイメージが定着化し、さらに強まる訳で、完全に悪循環にハマっています。

ところで、フランスのタブロイド誌がまたまた風刺漫画を一面掲載して話題をさらっていますが、この編集長が面白いことを言っていました。
ムハンマドの名を使ってテロや殺人をおこなう方が、ムハンマドに対する冒涜だ」と。
なるほど、多神教の日本に生まれ育った私にはそれは理解できる理屈ですが、一神教ってのは「何をやっても神に許しを請えば赦される」とか「聖者や預言者の名を唱えれば正義になる」とかいう教義の解釈もあるようなので、彼らは「免罪符を持って暴力振るってる」訳でしょ?
そんな理屈では説得できないと思うなぁ。
なにせ、自分達は正義の名の下に、正義の鉄槌を下してる訳だから。

宗教ってのはいつの時代も対立の火種になりますね。
つくづく、日本人に生まれて良かったと思います。