女子モーグル

こんばんは、ばたすけです。
別に興味は無かったのですが、女子モーグルの決勝をライブで見てしまいました。
見始めると最後まで見てしまうってのは不思議なものですね。

モーグルを見始めて、最初は‥‥
「タイムを云々言う割に、エアーの高さが低いだのなんだの言うなんて、ナンセンスな競技だなぁ
ゴールラインまで早く滑るなら、ジャンプは低い方が良いに決まってるじゃないか」
‥‥と思って見ていたのですが、そのうちどういう競技なのかがなんとなく納得できました。
私自身の個人的な主観であって、ルールを調べて言っているのではないと先に断っておきますが‥‥

日本のメディアはモーグルに対してエアーの話ばかり言い過ぎなんじゃないですかね?
モーグルって「いかに上体の姿勢を崩さず、両足が開かないで早く綺麗にコブの部分を滑り降りるかが基本で、それにエアーの得点がプラスされる」という競技だと私は解釈しました。
つまり、エアーっておまけなんじゃないかと。
これまでのニュースの特集なんかを見ていると、エアーが決まれば勝てるみたいな話ばかりだったので、私はそういう競技だと思っていましたが、結果を見る限り、どうやらそうではないようですね。
複雑怪奇なエアーの開発をやる前に、コブの部分を上手く滑る練習をした方が良いと思います。
やはり、基本ができた上で応用に取り組むというのが王道であって、基本ができてないのに応用を一生懸命練習しても駄目なんだなと感じました。
オリンピック前にはエアーの練習をしているところばかりが報道されていましたが、これって偏向報道なんじゃないかと思います。
取材されてる側も「モーグルってそういう競技じゃないんですよ」とちゃんと言うべきでしょう。
今回の競技を見る限りでは、上位陣と日本勢ではコブの部分の滑り方が全然違いました。
素人目にもはっきり「違う」ということだけは判りました。
それでああいう結果な訳ですから、メダルが取れないのは当たり前かと思います。
上戸彩の「くやしいです!」って言葉も、「お前は競技内容をちゃんと見てないのか?」という寒々しい感想しか出てきませんでした。

しかし、優勝した人の滑りは凄かったですね。
気迫と勢いが違いました。
「前回(ソルトレーク?)は4位になって悔しい思いをした」とアナウンサーはさらっと言っていましたが、彼女はその後、苦しい状況の中で必死で練習してきたんだろうなと、滑りを見ていて感じました。
上村愛子選手も、一時期に比べてお洒落をしなくなったので、競技以外のことに気を使っている余裕が無くなってきたんだろうなと感じ、それならと期待していたのですが、残念な結果に終わりました。
今後に期待したいと思います。