絵画の世界は派閥で構成されている

こんばんは、ばたすけです。
芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した和田義彦氏はあれだけ多数の「そっくりな絵」が出てきているのに、未だに盗作ではないと言い続けていますね。
所属団体が「盗作は許せない」と参加委員が満場一致で退会勧告を出しているというのに、「国画会は盗作と認定した訳ではない」と言っている辺り、ここまでくると日本語が理解できないのではないかと思いたくなります。

それにしても、あれだけ大量にそっくりの絵を描いてバレないと思っていたんですかね?
どうなるかは「考えなくても判る」でしょうに。
そもそも、その辺りからして和田氏というのはどこかおかしいんじゃないかと私なんかは思ったりします。

まぁ、これだけあちこちで報道されると今更認める訳にもいかないってところかもしれませんが、正直なところ、本人は「必死」でしょうね。
絵画の世界なんて、有名どころの賞は派閥順送りで受賞者を決めている(公募なんて建前です)訳ですから、派閥から追い出されたら絵では生活できなくなりますもんね。
国画会の会員になるまで、さぞ苦労なさったことでしょう(笑)
その国画会も半年も前に「盗作ではないか」という話が出ていたのに、会や派閥の沽券に関わると無視を決めていたようです。
そういうことをやると、余計「沽券に関わる」と思うんですけども、
生活がかかっているので、和田氏は焦っているでしょうけど、和田氏を先生と仰ぐ腰巾着はもっともっと焦っているでしょう。
そして、和田氏を抱える派閥も焦っているでしょう。
「どうやって穏便に事を収められるか?」
そういうことを考えて何かをすればするほど、逆効果になるのが世の常だったりするのですが。

#それ以上に焦っているのは和田氏の作品を抱えている画廊だと思います
#ご愁傷さまです

いずれにしろ、この騒動を乗り越えたとしても、派閥からは追い出され、盗作作家のレッテルを貼られたのでは武蔵野美術大学の非常勤講師なんて仕事(これも多分、派閥の推薦(という名の強制)で就いたんでしょうねぇ)も続けられないでしょうし、彼の画家人生は終わりましたね。
真面目に絵を描いていれば良かったのに、どこで間違ってしまったんでしょうね。