親の責務

こんばんは、ばたすけです。

テニスが終わっての帰り道ですが、サティの中を歩いていると、向こう側から幼稚園児くらいの子供を連れた母親が歩いてきました。
子供は通路傍の自動販売機を見て「飲みたい~」と駄々をこね、母親の方を向いてフラフラクネクネしながら後ろ向きに歩き続けました。
前方から私が歩いて来ているのを認識した(んだと思いますが)母親が「危ないからちゃんと歩きなさい」と子供に言いました。

で、言っただけでそのままです。

言いっ放しで、フラフラクネクネと後ろ向きに歩いている子供の手を取って止めさせるということは決してしないんですよね。
子供にぶち当たられるのも嫌なので、私は立ち止まって子供が通り過ぎるのを待ちました。

気持ちとしてはまっすぐ歩き続け、ぶつかりでもしたら子供に「前見て真っ直ぐ歩かんかぃ」、親に「子供の面倒くらいちゃんとみんかぃ」くらい言ってやりたいものですが、これで子供がコケて怪我でもしたら私のせいにされそうなので、自己防衛に専念です。
私が子供の頃はフラフラ歩いてて誰かに当たりでもしたら「何フラフラ歩いとるんじゃ」と当たった人には怒られたものですし、親は「ちゃんと子供のことを見ていないですみません」と謝ったものですが。
たとえそれで怪我をしても、当たった方の不注意となったんですけどね。

同様に、スーパーの駐車場などで子供がフラフラしていても、最近の親は何もしないんですよね。
どんなに徐行していても、車の陰から突然出てこられたら轢いてしまいますよ。
そういう危険性については一切思い至らないんでしょうか?
また、交通量の多い歩道と車道の区別の無い道路でも、親は携帯を見ているか、友人とおしゃべりしているかで、子供の手を引いたりせずほっぽりっ放しなのをよく見ます。
子供が道路にはみ出したり、フラフラしていても、「危ないよ」と言うだけで決して止めさせたりはしません。
それどころか、まだ注意するのは良い方で、まったく見ていない親もいたりします。

こんな状況でも、子供を轢いてしまったらドライバーが悪いとなるんだから、たまったもんじゃありません。
親の監督不行届きだと思うんですけどねぇ。
かれこれ30年くらい前なら子供が道路に飛び出して轢かれでもしたら「親は何をしていたんだ」と言われたものですが。

最近は「自分は悪くない思考」が蔓延しているので、何かあるとすぐに他人のせいにしますが、自分に非はないのかをよ~く考えた方が良いと思います。
道路や通路はフラフラと蛇行したり、後ろ向きに歩く所ではないですし、当然ながら道路は飛び出す所ではありません。
そして、子供への躾や、子供の面倒を見る、子供を保護するのは親の義務であり責務です。
それを忘れてるんじゃないでしょうかねぇ。