警備員がいてもなぁ

こんばんは、ばたすけです。

佐世保の猟銃射殺事件ですけども、読売新聞の社説に‥‥
「スポーツジムの玄関に警備員がいたら、犯行を思い留まったかも」
「人が集まる場所の安全確保の方法を考えないといけない」
‥‥と書いてありました。

う~ん、社説書いてる人もどうかしちゃってますよね。
人を撃ち殺すつもりで2500発も弾を持ってきてる人が、警備員が立っているのを見て犯行を思い留まる訳がないと思うのですが。
警備員だって銃で武装している訳じゃありませんから、犯人にしてみれば殺害対象が一人増えるだけなのではないでしょうか?

あと、銃犯罪で家族を失った人が‥‥
「日本人の銃に対する抵抗感が無くなってきているように感じる」
‥‥とか言ってました。

はぁ、今回の事件と、世間一般の銃に対する考え方とにどういった接点があるのか、私にはさっぱり判りませんけども。

なんか、どれもこれも論点がズレてますよね。
日本は銃犯罪が起こらないことが前提になっているのに、「なぜ、銃を用いた犯罪が起こったのか」が問題なんじゃないでしょうか。
警備員の有無や、銃アレルギーなんてのはどうでもよいことです。

まぁ、今回の事件ではニュースで何度も言われていますが「犯人になぜ銃の所持が許可されたのか」という点が問題なんじゃないでしょうか。

# 報道にしては珍しいことに、いきなり本質を突いてきましたね(^_^;)

銃所持の許諾と、銃の管理方法を見直さない限り、こういう犯罪は繰り返されると思いますよ。
場当たり的対処論や、感情論はどうでも良いです。
問題を根本的に解決できる施策をきちんと実施して欲しいものです。

国家公安委員長なんて「許諾は厳に判断した方をしないといけませんね」と、まるで他人事のように言ってますからね。
「あなたが佐世保警察署長に「お前の所の銃許諾の判断はどないなっとるんじゃ!」と指導する立場でしょうに!」と、会見報道を見ていて腹が立ちました。
身内大事で有耶無耶にしてしまうパターンでしょうか?

事が起こる前に備えるのは難しいのですが、事は起こっています。
原因を突き止めて、再発を防止するというのは難しいことではないはずですが、事が起こっても対処できないとなると‥‥世も末ですよ。