自転車事故の損害賠償請求

こんにちは、ばたすけです。

義母の自転車事故ですが、加害者と補償についての話し合いをおこなってきました。

事故は高校生が後ろから追突してきたということで、警察の調書でも過失割合は「100:0」になってます。
ただ、加害者の家が母子家庭であり、また加害者が高校生ということから保険等の利用は絶望的であること、また、こちらサイドに同情的な意見が多いことから(嫁さんも母子家庭なので)、損害賠償については必要最低限度に抑えるという方針と相成りました。
なので、とりあえず入院治療期間の対応として‥‥

・治療費、入院費の実費負担
・入院雑費として1日あたり\500の負担
・休業損害として1日あたり\××の負担

‥‥だけをお願いすることにしました。

いやぁ、結構軽い要求だと思いますよ。
入院治療費と、働けなくなった分の収入の補償を請求しているだけですから。
入院雑費は1日\1,500が慣例のところを\500に減らした上に、付添看護費も慰謝料も入院治療の期間は請求しないと言っている訳です。
しかも、義母はパートですから、収入もそんなに多い訳ではありません。
条件としては結構破格ではないかと。

さてさて、入院期間中の対応をお願いする書類(示談書ではない)を作って話し合いに臨んだのですが‥‥

まず、本人が来ていない。

「未成年なので私が全面的に対応させて頂きますので」
と言いながら母親だけがやってきました。
その時点でなんだかなぁと思ってしまいました。
甘やかしてるんじゃないでしょうかねぇ。
やったことはやったこととして、純然たる事実として存在している訳ですから、今後の実交渉は母親がするにしても、最初は本人が出てきて頭を下げるくらいするべきではないかと思います。
また、この話し合いの場も「仕事があるので20時以降にして下さい」と加害者側の要望に合わせて20時からにした訳ですが、その時点で既に何かおかしいですよね。
人を一人、最低でも全治3ヶ月の怪我をさせて病院送りにしているんですよ??
誠意ある対応をしてもらっているとは到底思えないのですが。

まぁ、思うところは色々あるものの、初っ端から揉めても仕方が無いので端的にこちらの要望を伝えたところ‥‥

「治療費、入院費はこちらの責任でなんとしてもお支払いしなければならないと思っています」

とは言うものの

「お金がないので休業補償は支払えません」

だそうです。
治療費と入院費は支払うと言っているだけ良心的だという意見はあるものの、義母は突然働けなくなったので、このままでは早晩、家賃滞納ですよ。
一括払いはできないというなら、分割払いにしてでもなんとか工面してもらわないと、ことらはとても困ります。
そいう状況ではあるのですが、何をどう話しても先方は払えないの一点張り。

最終的には
「こういうのは当事者同士で決めるのではなく、弁護士などの専門家を第3者として間に挟んだ方が良いと思いますので‥‥」
とか言い出しました。
仕方が無いので、とりあえずは治療費、入院費を支払ってもらうことだけ口約束して、他については日を改めて話をすることになりました。

はぁ、別に弁護士にお願いするのは構わないのですが、そうなると困るのは加害者側じゃないかと思うんですよねぇ。
高校生の息子は「来年の春から私立の大学に行く」とのことですから、単純に考えても入学金と、1年分の学費が手元にある訳ですよ。
最近は入学辞退となれば入学金は(減額されるとはいえ)返金される訳ですし、授業料はまだ納付していないでしょう。
「お金が無い」とは到底言えない状況だと思うのですが。

# そうなると、入学金と学費を損害賠償に充てて、足りない分は働いて分割で払うってことになるんじゃないでしょうか??

なんか、他人の人生を滅茶苦茶にしておいて、自分は予定通り大学に行こうというその考え方にかなり腹が立ってきました。
加害者本人は「事故のショックで呆然としている、食事も喉を通らず、夜も眠れない」と言うのですが、アルバイトして1円でも支払おうという姿勢を本人が見せるべきではないかと思いますよ。
それが「誠意ある態度」だったり「真摯な対応」だったりするんじゃないでしょうか。

ショックだとか言ってますが、それを言うなら「最低でも全治3ヶ月」で「怪我の具合によっては歩けない可能性もある」と言われた義母の方がショックでしょう。
その上、突然働けなくなったことによって、家賃の支払いにも困る状況になっている訳ですよ。
こちらの方が状況は余程深刻です。

次回の話し合いの席には加害者本人も同席してもらい、「アルバイトして少しづつでもお支払いします」という態度を見せてくれないようなら、弁護士さんに頼んで資産調査をやってもらって返済計画を立てる等の厳しい対応を取ろうと思っています。
ボーっとしてる場合でも、ましてや大学で楽しいキャンパスライフを送っている場合でもないということをしっかり認識してもらわないといけません。
「払えないから払いません」で済む状況ではありませんからね。