日銀の正副総裁人事

こんばんは、ばたすけです。

日銀の総裁、副総裁の人事が難航していますね。
ただ、「中央銀行の総裁が空席になると、諸外国から日本は何をやっているのかという目で見られ、信用を失墜する」とか言っている人がいますが、それこそ中央銀行の総裁をいい加減に決めることの方が無責任で信用できないことだと思いますので、大いに論議すれば良いと思います。
外国なんて知ったことではないですよ。
それに、実質的に総裁が空席になって困ることなんてないでしょうからね。

しかし、民主党の言う武藤敏郎副総裁の総裁昇進は認めないというその理由にはまったく賛成できないですね。
「国民の利子所得を失わせることになったゼロ金利政策を推し進めた人を支持することはできない」
とか言っていましたが、民主党はこの景気状況で預金金利をガンガン上げるべきだと思っている訳ですか?
一般庶民は大なり小なり借金していますから、ゼロ金利の方が返済する借金の利子が少なくなって得をする訳ですが、政治家はお金を持っているから、ゼロ金利では預金に利子がつかなくて損をするということなんでしょうね。
なんとも、庶民に厳しい主張ですよね。
私は自動車ローンも、住宅ローンも抱えていますから、現在の0.5%から0%に利下げして欲しいと思っているくらいで、とてもじゃないけどこの考え方には賛同しかねます。

対する自民党は、「武藤敏郎副総裁を総裁に昇進させるべき」という、その理由がまったく判りません。

「話し合いません」ではなく、双方議論を尽くして「どうすべきか」を真剣に考えてもらいたいものです。

ところで‥‥
村上ファンドに投資して、巨額の利益を得ていた福井俊彦総裁は、一時期不正取引き疑惑で東京地検特捜部があれこれ調べまわっていたようですが、「現役の総裁が逮捕となれば前代未聞」ということと、福井氏が責任を追及されても総裁職を辞任しなかったことで有耶無耶になってしまいましたが、任期切れで退任となったら、逮捕されるんですかね??
それが気になって仕方がないのですが。