不安を煽るマスコミと専門家

こんばんは、ばたすけです。

NYダウが1万ドルを割ったのをうけて、今日の日経平均株価が一時1万円を割り込んだと大騒ぎになっていますね。
ニュースでも不景気だ、世界恐慌だと大騒ぎをしています。

こんなことを言うと経済音痴だと言われてしまいますが‥‥

数年前は「NYダウが1万ドルを超えることはない」と言われていましたよね。
それが1万ドルを超えて、今また「1万ドルを割り込んだ」と騒いでいる訳ですが、1万ドルを超えていたのは長いNYダウの歴史の中ではごく短期間のことですし、NYダウの1万ドル超えってサブプライムローン問題に代表されるようにバブルじゃないですか。
下がるのは当たり前ですよ。
「1万ドルを超えているのが当たり前」なんて感覚は捨てるべきでしょう。

日本の株価にしても、バブル崩壊後に下がり続け、数年前は1万円を下回っていました。
「このまま1万円を超えることはないかもしれない」とか言っていたくらいなのに、改めて1万円を下回ったら大騒ぎをするというのは、みんな記憶喪失にでもなっているのでしょうか。
何かあるとすぐに1万円を下回るし、回復しても1万5千円程度ということは、1万円前後というのが日本の株価の適正価格なんじゃないでしょうか。

それに、少し前に
「企業業績が好調でも株価が下落する
 株式市場が投機的になり過ぎていて、実体経済と株価が乖離している」
というのが問題になっていましたから、日経平均株価で一喜一憂する必要性はまったくないと思います。

経済が成長し続けるというのは幻想です。
マスコミも専門家もバブルを基準に話をするのは止めた方が良いです。
「景気は停滞している」と言うと良くないことのように聞こえますが、(バブルのような異常な)成長もせず、後退もしていないのなら、むしろ良いことだと思いますよ。

原油価格も需要減少で下落していますし、ここのところの円安が円高に転じていますから、個人レベルでは悪いことばかりでもないでしょう。
以前も書きましたが、株価が低調なら預金金利は上がりませんが、反面ローン金利は低いままですので、住宅や車の購入にはむしろ都合が良いですよね。
ここのところの不動産不況で住宅やマンションの価格は下落し続けていますから、「今が買い」でしょう。

物事には必ず陰陽の2面があります。
あまり危機感ばかりを煽る報道はどうかと思いますけどね。