ワークシェアリング導入と言うが

こんばんは、ばたすけです。

少し前からワークシェアリング導入の是非云々と言っていますが、未だにマスコミで雇用の話題が取り上げられると必ず「ワークシェアリング」と唱えるのは何なんでしょうかね。
まるで熱病みたいです。
ただのキーワードトークならやめてもらいたいものですし、またすぐに忘れてしまうんでしょうね。

「一律企業に導入すべし」とか言っている人もいますが、シェアするほどの仕事が無い零細企業にとってはどうでも良い話ですね。
それこそ、会社規模や仕事内容によるでしょう。
それに、日本は共産主義国家ではないのですから、一律導入ってなんじゃろなと思います。

そもそも、労働者にしてみれば多様な働き方の実現を、経営者にしてみれば雇用の流動性の確保を、そういう目的で派遣労働や契約社員という雇用形態が導入された訳ですから、経営者にしてみれば、経営環境が厳しくなれば正社員以外の雇用を打ち切るのは当然のことではないでしょうか。
それが経営者から見た「雇用の流動性の確保」ですよ。

私自身は、会社は社員のための相互扶助組織であって、生活共同体や運命共同体だと思っています。
会社を潰す事は社員とその家族を路頭に迷わせることになるので、会社が潰れないようにするために切り捨てられるものから切り捨てるのは当然のことだと考えます。
例えばの話ですが、「1人を救って9人が路頭に迷う」のでは本末転倒でしょう。

# ま、うちの会社は正社員しかいませんけども

とはいえ、実際にそういう状況に追い込まれた時に「どう対応するか?」はそれぞれの会社の方針次第ですから、それについて外野がとやかく言うのは筋違いですね。
雇う側にも選択する権利があるように、雇われる側にも選択する権利があるのですから、「会社は選びなさい」ということですよ。

ちなみに‥‥
赤字転落だと騒いでいるトヨタ自動車春闘で「ボーナスは5ヶ月分+一律25万円(約195万円)分を要求」とか言っているのを聞くと、期間従業員の削減は必要ないんじゃないかと思うのは確かです。
まぁ、本体と子会社では色々状況は異なるとは思いますけども、トヨタグループとして一括りにして見れば、これこそ「会社は選びなさい」ってことの一例になるんじゃないでしょうか。