呆れた

こんばんは、ばたすけです。

雇用対策事業で教えた生徒からメールが届きました。
曰く

「実は前回連絡した後にすぐ会社を辞め、派遣で短期の仕事をしていたが、この社会情勢で仕事がなくなった
もう一か月も働いていない
何か仕事があったら紹介してもらえないか」

呆れ果てました。

ニートやフリーターの就業支援として、職業訓練から就職活動まで無料でおこなうという至れり尽くせりな雇用対策事業だったというのに、彼は
「ここでは自分のやりたい仕事が見付からないから」
と言って、途中で辞退してしまったんですよね。
ただ、辞退しても自分で就職先を探して就職したので、よく頑張ったと思っていたら、2か月もすると
「やっぱり自分のやりたい仕事ができないので会社を辞めようと思う」
と連絡してきました。

「自分のやりたい仕事をやる」ということを安易に考え過ぎなんじゃないでしょうかね。
私は8年間ネットワーク一筋でしたが、会社は私のやりたい仕事をさせてはくれませんでしたし、だから「やりたい仕事をする」ために転職もしましたが、それでもやりたいことができなかったから独立したんですよ。
彼にはその話もしてありますし、そもそも未経験者が何を吠えても誰も聞いてくれるはずがないじゃないですか。
なので‥‥

「今の会社には自分で決めて入社したのだし、意に染まないと言っても志向している仕事に近い内容なのだから、簡単に辞めるべきではない
それに、数か月程度の就業経験を世間はキャリアとしては認めてくれないし、それどころか逆に仕事が長続きしないとしてマイナスにしか評価してくれない
そんなことをしていては次の仕事なんて絶対に見付からない
自分の思う通りに仕事をするにはスキルもキャリアも必要なのだから、やりたいことに関する自力学習を進めつつ、最低でも1年、できれば3年は今の会社に勤めるべきだ
仕事をしていく中で、得るものもあるだろう
転職といっても経験者でなければ採用してくれる会社なんてないし、経験も実力もない今の君の希望なんて誰も真面目に取りあってはくれない
やりたい仕事に就くためには今は我慢するべきだ」

‥‥という話を滔々としました。
そしたら「考えが甘かったです、今の会社で頑張ります」と言ってきました。

これが冒頭の「前回の連絡」です。

夢の実現(やりたい仕事に就く)に向けて頑張って仕事をしているんだろうと思っていたのですが、結局、私が「辞めるべきではない」という話をした後に、彼はさっさと会社を辞めて、派遣で短期の仕事を転々としていた訳ですね。
つまり、私の話は何も聞いていなかったということですか。
それなのに、私に助けを求めると。

「ふざけるな!」

それ以上でも以下でもないですね。
こういうことをしておいて、私が「そうか、困っているなら何か仕事を紹介するよ」とでも言うと思っているのでしょうか?
どの面下げてこういう連絡をよこすのか、感覚が知れません。

真剣に相手のためを思って話をしても、結果がこれではアホらしくて話をする気も失せますわ。
まぁ、紹介できる仕事なんてある筈もないので、「知らんがな」というのが回答なんですが、返信の中にこの私の怒りをどれくらい含めるかが考えどころですね。
サラっと書いた方が反省するかな?
いや、無駄か(-_-;)