追い出し屋の真実

こんばんは、ばたすけです。

たまたまテレビをザッピングしたら、2つのテレビ局で家賃滞納で追い出される話をやっていました。
以前、「賃貸物件に家賃滞納で居座られると追い出すのが大変なんだよね~」と不動産屋が言っていたのを思い出したので、追い出し屋ってなんじゃろと思って見ていたのですが‥‥

家賃を滞納している物件のチェーンロックを取り外して不動産屋がいつでも家に入れるようにしたり、住人が留守の時に、もしくは戸外に追い出して、鍵を取り換えて家に入れないようにするなどして、追い出す、もしくは滞納分を取り立てるというものでした。
追い出し行為について、脅迫や住居侵入に当たるとして、不当行為だと主張していましたが‥‥

そもそも、家賃滞納という行為が事の発端ですし、それ自体が不当行為に当たるのでは??
それを棚に上げてちゃいかんよね。

それと、家賃を滞納している側に「少しくらい滞納しても許してもらえる」という甘えがあるように感じられてなりませんでした。

流石に、数日支払いが遅れたからといって追い出しにかかるというのは極端だと思いますが、2か月滞納していれば追い出されても仕方がないと思いますけどね。
家賃の支払いができなくなった正当な理由があるのなら、それだけの期間があれば生活保護なりなんなりという手を打てたはずですから。

# 2か月待っているだけでも十分に配慮されていると私の感覚では思うのですが

なので、一方的に不動産会社が悪いとは言えない気がします。

訴訟を起こして立ち退きを請求しても、司法判断が下されるのは半年以上先になりますから、資金に余裕がない不動産会社ほど、支払の滞っている人を早くなんとかしたいと思うのは当然のことでしょう。
(滞納分の大家さんへの支払は不動産屋が立て替えているのですから)
いつ払えるのか尋ねられてもはっきりしたことは言わず、取り立てに行くと「子供がいるから困る」と弱者を盾にして逃れようとする姿勢で来る訳ですから、私は反感は覚えても共感はできそうにありませんでした。
サービスを受ければその対価を支払うのは当然のことで、「子供がいる」なんていうのは言い訳にもなんにもなりませんよね。
不動産屋が「子供がいるんだったら、払うべきものはきちんと支払うという(正しい)姿勢を(子供に)見せるべきなんじゃないか」と言っていましたが、その通りだと思います。
都合の良い時だけ子供を持ち出すのはズルイですし、「盗人猛々しい」とはこのことでしょう。
ただまぁ、怒鳴って威圧したり、勝手にドアを開けて家に入ったりする不動産屋のやり方は問題がありますけども。

あと、報道の仕方にも問題を感じます。
最後に滞納者の子供が
「追い出しにかかられた時のことを思い出すと怖くて怖くて、物音が少しするだけで怯えてしまう」
と言っているのを映して、怯える子供(と言っても中学生だが)を出すことで不動産屋が悪辣であることを強調するような演出にしていましたが、そもそも悪いのは滞納している方です。
そのことについては一言も触れないのですから、偏向報道以外の何物でもないでしょう。

不動産屋だって商売でやっているのですから、「追い出すなんて酷い」とフェミニズムだけで主張されても共感できないですよ。
悪いことは悪いんです。
感情論のみに訴えるのはやめて欲しいです。
ただ、人間だから善悪だけでなく、情状酌量というものがある訳で、それだからこそ、それなりの誠意の見せ方というものがあると思うんですけどね。

知りません、解りません、払えませんだけでは相手を怒らせるだけで、情状酌量なんて引き出せないのは当然のことでしょう。
これを言うと相手がどう思うかといったことには考え至らないのでしょうか。
この報道内容に関しては、滞納者が追い出しにかかられるのも「因果応報」なんじゃないかと思った次第です。