買い溜めって何だ?

こんばんは、ばたすけです。

地震は大変なことになっていますね。
神奈川県央地区は特に地震による被害はないようですが、輪番停電や物資不足の影響は色々と受けています。

その影響の一つですが、行列してガソリンを入れてきました。

15日(火)の朝に仕事に行きがてら行列した時は、あと15台くらいという所で「売り切れで~す!」という悲しい結果になりましたが(待ち行列時の1目盛り分のガソリンを返せ・悲)、17日(木)は無事に満タンにすることができました。
仕事の移動に車を使っているので、こういう「どこもかしこもガソリンが無い」なんて状態になると困ってしまいます。

こういう品切れを見て疑問に感じているのですが、報道されている政府広報に誰も矛盾を感じていないのでしょうか?

「商品は充分にあるので、買い溜めをしないで下さい」
「必要な人に行き渡らないので、買い溜めをしないで下さい」
「被災地に優先的に届けるためにも、買い溜めをしないで下さい」

本当に商品が充分にあるのなら、皆に行き渡るから誰も買い溜めなんてしないでしょう。
商品を見ると少ない(つまり、充分にはない)から、「今買わなければ無くなる」という心理が働いて商品を可能な限り購入する。
そうやって商品が売れても補充されないから、品切れになる。

つまり、状況を見る限りは「商品は充分には無い」ってことになります。
本当に充分にあるなら、補充されて品薄や品切れになったりはしませんから。
それに、「買われると品物が不足して被災地に届けられなくなる」ということは、やはり絶対数が足りていないということですよね。

私は「充分にある」という言葉と状況の間に物凄い矛盾を感じています。

しかし、コンビニのお弁当やおにぎり、ガソリンの買い溜めって何でしょうね?
コンビニ弁当やおにぎりなんて日保ちしないでしょうし(冷凍保存するのか?)、ガソリンなんて、燃料タンク分しか入りません(ガソリン携行缶に入れるのか?)。
そんなもん、買い溜め様がないと思うのですが。

やっぱり、事象から考えると、単純に「無い」としか思えないのですが。

買占めや買い溜めを批判する意見をよく見かけますが、確かに不必要な買い物で他人に迷惑をかけるとすれば、それは良くないことではありますが、先に批判すべきは
「充分にある」
という偽情報を一生懸命流している政府の広報内容ではないでしょうか。

「ないから買わないで、あと、被災地に優先的に回すから品薄になるけど我慢してね」

と言われれば仕方がないなと思いますが、「ある」って言っているんですから、目の前に商品があれば、人間心理として「万が一に備えて」買ってしまうのは致し方がないと思います。
偽情報で事態を鎮静化させることなんてできないのですから、事実を正確に伝えた上で、どうすべきという指示を出して欲しいものです。