今頃になって「大量に放出されていました」ですか

こんばんは、ばたすけです。

福島第一原発事故で大気中に放出された放射性物質の累積放射線量について、原子力安全委員会は63万テラベクレル、原子力安全保安院は37万テラベクレルになるとの推計を発表し、INESの国際原子力事象評価尺度でレベル7に該当すると唐突に言い出しましたね。

いきなり「テラベクレル」とか言われてもねぇ‥‥

福島第一原発1号機と3号機の建屋の爆発で大量の放射性物質が大気に放出されたとみられる」
なんて話、今まで出てましたか?
こういう唐突な発表が「日本政府と東京電力は事実を隠蔽している」と言われる元凶になっているということが解らないのでしょうか。

まぁ、水素爆発が発生したということだけを取っても、原子炉が無傷でないことは推測できますし、その結果として放射性物質が大気中に放出されているんだろうなとは思っていましたが、いきなりテラベクレルって言われると、やはりかなりの衝撃です。

公表することでパニックが起きることを避けるために意図的に隠し、後になって「実はあの時こうでした」と発表するというのは治安維持のための一つの方法ではあると思いますが、今がそれを発表する絶妙のタイミングだとは思えませんし、隠すのも仕方がないと言える状況だとも思えません。
事態を意図的にコントロールするなんてことが今の政府にできるとは思えませんから、せめて正確な情報を迅速に公開して欲しいものです。
それくらいはできるでしょう。