スキルの差は仕方がないが

おはようございます、ばたすけです。

うちの社員Aから何度か電話があったのですが、タイミングが悪く話ができませんでした。
やっとこさ土曜の夜に電話で話をしたのですが、今の現場に色々と不満があるようでした。

で、出てきた幾つかの不満話のうちの一つが
「発注元が私のことを要らないと言っているんですよね」
というものでした。

いやさ、うちのエースのBと、Aと、あと私の3人で入っていた仕事で、Bと私が抜けてAしか残っていない状況なので、Aがいないと何もできないはずなんですけどね。
そういう状況で「要らない」なんて話が出るはずがないのですが。

なので、どういうことかを尋ねると曰く
「発注元は「なんでBがいないんだ」とそればかり言うんです、それって私が要らないってことですよね」

う~ん、言っていることの意味は理解できなくはないのですが、少々解釈が幼稚なように思います。

AとBの能力に差が無い状況でそれを言われたらそう解釈するしかないのですが、AとBの能力差は誰がどう見ても隔絶しています。
一度仕事をやらせてもらったお客さんはみんな「Bさんの稼働は空いていないのか?」と言いますから、そういう話が出てくるのはいつものことですし、もう少し言うならAはBのレベルには遠く及ばないという事実と向き合ってもらいたいものです。
冷静に自分とBの能力差を認識しているのであれば、「どうしてBがいないんだ」という発言を聞いて「お前は要らない」と解釈してしまうことは無いように思うのですが。
少々、自己顕示欲が強いと言うか、考え方が自分中心というか、自己評価が高過ぎるというか、幼稚というか、冷静に判断できていないというか、そう感じてしまいます。
「そう思われても仕方ないよね、この能力差だもんね、ははは」
と私なら開き直りますが、これって個々人の考え方の違いでしょうか?
それとも、私にプライドが無さ過ぎなだけ??

あと、状況判断ができていませんね。
発注元としては必要な人員の費用を元請けに言われるがままに出しているので、当然ながらBも私も引き続き担当するものと思っていた訳です。
しかし、元請けが経費削減と利益確保のために作業の谷間にBと私をリリースしてしまった(1か月空けて再び契約しようと思っていたようですが、こちらとしてはリリースされれば仕事が途切れないように別の仕事を探して契約するのは当然のことですわな)ので、発注元としては元請けに腹を立てるのは当然のことです。
そういう状況なので、元請けの発言は当然ですし、それにイチイチ反応する必要はないでしょう。

とりあえず、置かれている状況について改めて話をした上で

それを言われればモチベーションが下がるという話は理解できるが、状況を俯瞰して眺めれば発注元がイラつくのは理解できると思う。
だから、その発言は発注元からの元請けに対する嫌味なので、君が気にすることではない。
「怒られてやんの、ザマーミロ、バーカ」とでも思っていれば良い。
あと、状況についてはどうにもならないが、能力についてはそう言われて悔しいと思うなら、「これならBに負けない」という何かを身に着けるように努力するべきだね。

と言っておきました。

その他諸々の話も含めて、なんというか、色々と気にし過ぎな気がしますけどね。
雑音が入ってこない仕事なんてものは無いですし、特にこの仕事のように荒れているプロジェクトならあれこれ心無いことも言われるでしょう。
でも、それをいちいち気にしていては心も体ももちませんよ。
常から彼には「君はもう少し雑になる必要があるね」と言っているのですが、丁度そういう状況に居るようですね。

とは言え、これで潰れられるととても困るので、少しフォローをしておく必要がありそうです。
ただまぁ、元請けに注文を付けても聞き流されるだけなんですけどね‥‥