これもステレオタイプですね

こんばんは、ばたすけです。

「会社と労働者は必ず対立関係にあり、戦わなければならない」という強い信念を狂信的に信奉している人が世の中にはいます。
そういう人の頭の中は‥‥

労働者は常に不当に虐げられており、労働者から搾取したお金で酒池肉林の生活を送っている経営者は必ず倒さなければならない絶対悪である

‥‥という風になっているようです。
別にどう思おうがその人の勝手なんですが、それをすべてに当て嵌めて話をするので、聞かされる方は辟易とします。

私は会社をやっていますが、仕事をしないでいると干上がって会社が潰れてしまいますので、顧客から仕事をもらって客先で仕事をしています。
そもそも、「現場での仕事を生涯の仕事にするために会社を作った」のであって、「会社経営ゴッコをしたいから会社を作った」訳ではないので、仕事をしないというのはあり得ないんですよね。

なんですが、狂信者からすると‥‥

「働いているなんて嘘だ、社員を薄給でこき使って、何もしないのに高給をもらって遊び暮らしているはずだ」

‥‥となるんですよね。

なんですかね、この「社長は仕事をせずに遊んでいる」とか「高給取りだ」という決め付けは。
こういうステレオタイプなものの見方はなんとかしてもらいたいです。

「決め付ける」のは狂信者に限った話ではなく、「会社やってる」と言うと「金持ちだね」とか言う人がちょこちょこいるのにも疲れます。

例が悪くて申し訳ないですが、街中にたま~にある潰れかけの商店なんかを想像してみましょう。
ご主人が社長で、奥さんが専務で‥‥みたいなやつ。
このご主人、社長ですけど、お金持ちですかね??

さてはて、499万円のキャデラックATSが買えない私は金持ちなんでしょうか?

「排気量2リッターは税金が安くて助かる」とか言ってる人が高給取りで金持ちな訳はないと思うのですが。
お金があれば957万円のキャデラックCTS-Vを買ってますよ。
CTS-Vは排気量が6.2リッターなので税金は10.8万円もしますし、燃費も5km/リッターと最悪ですが、お金持ちなら関係ないでしょう。
でも実際は買えないんだってば、貧乏ではないけど、お金持ちじゃないから。

もう馬鹿の決め付けには付き合ってられないです。

真面目な話をすると、会社の栄枯盛衰は働いている人間次第です。
経営者も働く。
労働者も働く。
そして、お互いにどうやって会社を大きくしていくか、どうやって利益を確保するか、どうやって給料を増やしていくかを考える。
そうやって、協力していかないと、今の時代、会社なんてあっという間に潰れちゃいますよ。
対立している場合ではないし、そんな暇なんてないと思うのですが。