戦争法案反対の署名活動

こんばんは、ばたすけです。

昼間、チャイムが鳴ったのでインターホンに出たら
九条の会ですが、署名をお願いできないでしょうか」
とのこと。

「何の署名ですか?」
と尋ねたら
「先日、安倍政権が強行採決した戦争法案を廃止するために署名を集めています」
とのこと。

「法案に賛成しているので署名できません」
と言っておきました。

わざわざ家々を回って署名を集めてるんですね。
暇だなぁとは思いますが、こうやって自己の信念に則って活動をおこなっていること自体は偉いなぁと思います。
私はあれこれ思うところがあったとしても、何か活動をしたりはしないですからねぇ。

とはいえ、議会制民主主義の国で、議会で議決されたことを「強行採決」とか言えてしまう感覚は理解できないです。
多数決で物事を決めるという政体で、多数決をおこなって決めたことのどこが強行なのかよく解りません。
反対と言っている人々が少数なんだから、そんなもんどうにもならんでしょう。
署名自体も、集めたところで直接的には何の意味も無いですよね。
署名が一定数以上集まったら法律が廃止されたりする訳では無いでしょうに。
何れにしても、そんなに問題がある(正確には「気に入らない」だけでしょうけれども)のであれば、政党でも作って「戦争法案廃止」を旗印に選挙を戦い、議席過半数を確保すれば良いんですよ。
そうすれば、気に入らない法律は廃止にできますよ。

なんというか、結局のところ「世の中の過半数の支持を得られない」、つまり「何をどうしたところで選挙で議席過半数を占めることができるような御意見ではない」から、集会だの署名だのということに血道をあげているのかなという印象しか受けないんですよね。
署名活動だの集会だのをやってみたところで、根本的な解決にはならないだろうと思うのですが。
何かを実現したいのであれば、もう少し冷静になって何をどうすれば実現できるのかを考えた方が良いんじゃないでしょうか。