朝まで生テレビ

こんにちは、ばたすけです。
昨晩、さて寝るかと思いながらザッピングしてみたら、朝まで生テレビで止まってしまい、最後まで見てしまいました。
テレビ朝日の番組としては珍しく、元軍人さんが日本擁護の弁を展開していました。
(ちゃっかり中国で「日本は悪いことをした教育」を受けて帰って来た人も含まれていましたが)

ただ、司会と言い、左側に座っていたおばさんと言い、議論の論点が噛み合っていないのと、どうしても誰かを犯罪者にしたがるのとで、見ていて頭悪いなと思いました。

「戦争をするのは愛国心なんですか?」なんて言っていましたが、そんなもんは状況によるんじゃないでしょうか。
「他国が攻めてきたから、国を守る為に戦う」のは愛国心でしょう。
「他国が気に入らないから、言いなりにさせるために戦う」のは愛国心じゃないでしょう。
家族親戚親兄弟や郷里を守る為に戦うのと、他国を蹂躙するのとでは、同じ戦争状態でも意味合いが違うと思うんですけどね。
直感として理解して欲しいと思うのですが、過剰な期待でしょうか。

「戦争で何万人も死なせたのは戦争犯罪じゃないんですか?」なんて言っていましたが、それを言うなら戦争状態の両国国民全てが犯罪者でしょう。
「無謀な作戦を実行した上層部の責任問題」はあっても「無謀な作戦を実行した上層部は犯罪者」という発想はちょっと理解できないです。
頭の中が「戦争=犯罪」なんでしょうね。
もうちょっと、どうして戦争が起こるのか、戦争とは何かを考えて欲しいと思います。

「上官の言うことがおかしいと思ったら、なんでおかしいって言わないんですか?」辺りの発言は、会社組織で仕事したことがないのかなと、聞いてて呆れてしまいました。
まぁ、タレントさんなんて甘やかされているでしょうから、組織ってものがどういうものなのか理解できないんでしょうね。
一度サラリーマンをされる事をお勧めしたいです。

最後に言っていた「あの時の日本は何が悪かったのか?」
各論あるでしょうけど、私は明治以降、勝った勝ったで負け知らずだったので、今回も勝てるという慢心があったのではないかと思っています。
勝って兜の緒を締めるという発想が無かったんでしょうね。
以前から言っている「偉い人ほど謙虚でなければならない」同様に、謙虚であれば悲劇は起こらなかったのではないかと思います。

なんだかんだで、議論は可笑しかったものの、番組としては楽しめました。
また面白そうな内容であれば、見てみたいと思います。