それじゃ駄目だろう

おはようございます、ばたすけです。

どうしても仕事の手数が足りないので、未経験ですが人を雇いました。
元々、雇用対策事業で教えた生徒で、ITスキルは低かったのですが、授業では判らないなりに理解しようと努力していましたし(端から努力を放棄している人より真面目に見えた)、人柄も悪くない(社会不適合な人々の中では真っ当に見えた)ということで、訳ありで正社員で就職できずフリーターを続けていた彼に声を掛けたのですが‥‥

人間というのは欲が出て次から次へと要求してしまうものなのか、それとも長く一緒にいると粗が目立つのか、とにかく問題山積です。
その中でも、私が「こりゃ駄目だ」と思ったのが‥‥

うちの会社はシステム構築がメインなので、どれだけ商品知識があるかが勝負を分けるのですが
「苦手意識があるので、PCのことを調べたりはしていないですね」
と言う。

うちの会社は問題解決力をウリにしているので、市販の書籍に書いてある知識程度では話にならず、実際に実機で色々とやって経験を上積みしていく必要があります。
しかも、「言われたからやる」という姿勢では話になりません。
本来、私生活にまで言与してはいけませんが、プライベートでもサーバやネットワーク機器を触っているくらいでなければとてもじゃないですが仕事にならないのですが
「そこまでやる程にはサーバやネットワークには興味が持てないですね」
と言う。

うちの会社は相談業が本業なので、ドキュメント書きが仕事の大半を占めますが、日報さえ真っ当に書けていないので、あれこれ指摘しつつこれでは手抜きにしか見えないと言ったら
「実際、手を抜いて書いていますけどね」
と言う。

‥‥といったところでしょうか。
「うちの会社はこうこうだから、こうでなければならない」という話は以前からしていますし、ことある毎に「こうあるべき」という話をしているにも関わらず、上記のような返答な訳です。

結果を急いで無理なプレッシャーをかけてはいけないのですが、早急に結果が出せないのであれば、せめて「姿勢」や「意気込み」を見せて欲しいのですよ。
これでは何も期待できないでしょう。
しかも、妙に言い訳がましいというか、なんとか予防線を張って「やらないことに意味を持たせようとする」んですよね。
何を言った所で、やらずに済ませることなんてできないのに。

# まぁ、言い訳がましいのは雇用対策事業に来ているニート、フリーターのほぼ全員に共通する特徴ではあるのですが

そんなこんなで、彼が私と仕事をするようになって、2か月弱が経過しました。
彼が自宅用に新しく買ったPCが金曜日に届き、週明けの月曜日に「PCどうだった?」と尋ねたところ

「箱を開けてもいないです」

と返答された瞬間に、私の中での彼への評価は確定しました。

あり得ないでしょう。
私(と言うよりうちの会社の人間)だったら、睡眠時間を削ってでもPCをセットアップして、とにかく一度使っていますよ。
そうならない段階で、彼がこの業界で成長し、早急に戦力となることは絶対にないと言いきれます。
コンピュータに関する基礎的な知識が欠落しているから、コンピュータの週刊誌を毎週読みなさいと何度も言っていますが、それもしていないようですし、これで何が期待できるというのでしょうね。

ここまでくると、「彼が何を考えているのか?」がさっぱり判らないです。
「やりなさい」といわれていることをやらないでいるとどうなるのかが想像できないのでしょうか?

# まぁ、「今までもニートやフリーターで生活してこられたから、この仕事が駄目でもまたニートやフリーターに戻れば良いだけだ」と安易に考えるのは雇用対策事業に来ているニート、フリーターのほぼ全員に共通する特徴ではあるのですが

もう少し様子を見ますが、この調子だとまたまた解雇通告になりそうです。
そうならないことを祈りますけどね。