ネットワークのお勉強

こんばんは、ばたすけです。

かれこれ5回程、CCNA/CCENT対策講座の講師をやっています。
他職種からの業務転換向けなので、1講座に2ヶ月の期間をかけて基礎的なことからやっていきます。
実務に対応できるようにすのが目的ですが、資格取得も一応は目標となっています。
まぁ、受講生を送り出している会社側としては「勉強したんだから、資格を取るのは当たり前だよね」となるのは当然かと思います。
遊びに出してる訳じゃないですからね。

ただ、そういうプレッシャーを与えられると受講目的が資格取得のみに絞られてしまうんですよ。
そうなると必ず受講生が
「受験対策に良い問題集はありませんか?」
と言い出します。

「過去問を解いて合格」というのをイメージしているようなのですが、ことCiscoの試験に関してはそんな便利なものは存在していません。
市販の問題集だとあまり実際の試験と似ていないので、買っても受験の助けにはならないですし。
なので
「良い問題集はありませんね。
自由に触れる実機が目の前にあるんだから、それをトコトンいじり倒すのが合格への一番の近道ですよ」
と答えるのですが、解ってくれる人はまずいません。
とにかく実機を触らないんですよ。
自由に触れる実機があることの幸せは、その環境を失わなければ実感できないようです。

極論ですが、そんなに労力を惜しんで試験に合格したいのであれば、お金出して問題を買ってしまえば良いんですよ。
ただ、それは能力の伴わない資格ですから、いざ仕事となったら苦労するでしょうけども。

毎回、「問題集は」と言われる度にそんなことを考えてしまいます。