ゆとり世代の資格試験

こんばんは、ばたすけです。

うちの会社の新入社員には、6か月の試用期間中に特定の資格の取得を義務付けています。
LinuxをやるならLPICレベル2の取得を必須として(ほかにも2つ3つ条件を出していますが)、取れなかったら正式採用はしませんと言ってあります。

さてさて、ゆとり世代の新人君が採用3か月目でやっとLPICレベル1を受験することになりました。
なりました‥‥と言うか、半分強制的に受けさせた感じですね。

当初は10月3日に受験すると言っていたのですが、採用当初からLinuxの学習がまったく進まない様子だったので、8月30日に
LPICの取得も含めて、Linuxの学習をどう進めていくか先輩と相談しなさい」
と言ったのですが、相談に来ることなく受験日の前日となりました。
で、明日受験だなと思っていたら
「模擬試験をやったら到底受かりそうにない状態だったので、1週間遅らせます」
だそうです。

「あのさぁ、1か月も前に学習方法を相談しろと言ったのに、相談に行ってないでしょ
それで勉強がうまくいかなくて受験日を遅らせると言われても、こちらには自業自得で怠慢としか映らないのだけど」
と言ったら
「相談に行きます」
とのこと。

それが10月1日のことなんですが、相談に来たのは10月6日です。
曰く「どんな書籍で勉強すれば良いですか?」

10月9日受験で、6日(なんと3日前!)に「何を読めば良いか」を尋ねに行っても遅いでしょう。
その上、受験の申し込みはしたのかと尋ねると
「まだやってません、前日に申し込もうかと思って」
とか言ってくれます。

土日は会場が混むので、前日登録では席が空いていない可能性が高いです。
早く申し込まないと席なんて空いていないという話をして、LPICは2科目合格で認定だが、2科目同時に受けるのかと尋ねたら「はい」だそうです。

余程の自信がない限りは、2科目同時受験なんてやらないと思いますけどね。
なんですかね、このゆとり度合いは。
とにかく「今すぐ、申し込め」と言って、受験の予約をさせました。

さて、受験日はとっくに過ぎ去りましたが、合否の結果報告はありません。
明日以降も、多分こちらから尋ねなければ合否結果は答えないでしょう。

試用期間はまだ3か月残っていますが、正式採用しないことを通達しようと思います。
あまりにも職務適性が無いと言うか、すべてにおいて受動的過ぎて仕事にならないです。

高校の教師をしている知り合いに尋ねたところ、最近の高校生は大半が同じような調子だとか。
就職内定率が過去最低とか言っていますが、採用には一定の基準がある訳ですから、企業がそれを下げない限りは、就職が決まらない学生の数が増えるのは当然だと思います。
このままだと、社会構造が維持できなくなるんじゃないでしょうか。