どうしてバランバランかねぇ

こんばんは、ばたすけです。

以前の某所の仕事と、今回の某所の仕事なんですが、どうにもこうインフラ構築がグズグズでいけません。
その両案件で共通なのが、インフラを担当しているのが某Fと某Nという大手企業だということなのですが‥‥

その何が同じで、それがどういけないのかというと、まぁ至極簡単です。

・19インチラックの設置や配線工事などを担当する工事部隊
・サーバの組み立て、ラッキングやパッチ作業を担当するCE部隊
・スイッチやルータの基本設定をおこなうネットワークSE部隊
・サーバにOSをインストールして基本設定をおこなうサーバSE部隊

これらが完全に独立しており、部隊間の連携が全然取れていないんですよね。
営業さんが全体を統括する担当となってはいるのですが、当然ながらという感じで名目上だけの存在であり、まったく機能はしていません。

なので、手戻りが発生すると作業が完全に停止してしまいます。

CE部隊がパッチ作業をしていて、用意されているはずのLANケーブルが見当たらないとなると
「工事の人間がいないからもう作業できない、今日は帰ろう」

ネットワークSE部隊がスイッチの設定をしていて、接続されているはずのLANケーブルが接続されていないとなると
「CEの人間がいないからもう作業できない、今日は帰ろう」

サーバSE部隊が作業をしていて、サーバ~スイッチ間の疎通がうまくいかないとなると
「ネットワークの人間がいないからもう作業できない、今日は帰ろう」

とまぁ、こんな調子で作業は遅々として進みません。

LANケーブルがないなら、LANケーブルくらいその場で作ったらどうなのよ?
(→ 工事部隊じゃないからLANケーブルは作れません)

とか

予定されていた配線が見当たらないなら、機器間でLANケーブルを接続するくらいはやったらどうなのよ?
(→ CEじゃないので、配線接続はしません)

とか

サーバとスイッチの接続なんて大抵はなんやかやとトラブるんだから、サーバをネットワークに接続する時くらいはネットワーク屋は立ち会ったらどうよ?
(→ ネットワーク部隊は別チームなので、一緒には作業しません)

とか思うんですけどね。

ある程度の規模の会社になると、工事、CE、ネットワークSE、サーバSEをチーム別にして分業にしているようですが、これでは効率が悪くて仕方がないと思うんですけどね。
相互の仕事に関連がある訳ですから、混成チーム、いわゆるプロジェクト制にするべきじゃないのでしょうか。

まぁ、単純に仕事のやり方を決めてる偉い人に現場の経験が一切ないだけだとは思いますが。

あと、
「各チームが複数の現場を担当できるように分業にしています」
と、仕事の多重度を上げられるように分業しているということは、利益追求という観点からは解らないでもないのですが、その割には
「工事もCEもSEも全部自社でやっちゃいます」
という中小零細の会社よりベラボウに作業費が高いんですよね。
だからといって仕上がりが物凄いハイレベル、ハイセンスという訳でもないですし、中小零細ならやってくれるちょっとした作業も「普通はやらない」だとか「別料金じゃないとできない」だの言ってやってもくれないしで、頼み損としか思えません。
まさか、ブランド料じゃあるまいしとは思うのですが‥‥

# 「普通は」じゃなくて「我々は」なら納得もしますけどね
# 何をもってして普通と言っているのでしょうか??

高いお金を払うのなら、依頼側はそれに見合うだけのリターンを期待するのは当然だと思うのですが、完全に期待外れなんですよね。
まぁ、そもそも論としては、安くてサービスの良い会社に発注すれば良いだけのことなので、自分が発注先を選べるのであれば、絶対に大手企業には頼まないようにしようと心に誓ったとまぁ、そういう話な訳です。
あとは、見ていてイライラするので、あまり現場に行かないようにしようと思った次第です。