社員旅行にて

こんばんは、ばたすけです。

社員旅行に行ってきました。
私がスケジュール調整をサボったせいで社員全員参加とはならず申し訳ないとは思いましたが、旅行自体はなかなかに面白かったです。

社員の団結強化を掲げて長瀞でラフティングをやったのですが、これが結構面白かったです。
日本で一番レベルの高い(つまり激しい)のは吉野川だという話を聞き、来年の社員旅行は吉野川に行こうという声が上がっていたりします。
それはそれで良いのですが、一番レベルの低い長瀞のラフティングでみんなグロッキーでしたから、もう少し体を鍛えねばいかんのではないかと思うのですが。
逆に、私は自分の日々の鍛錬の成果が少し確認できてちょっと自信が付きましたけどね。

さてさて、社員旅行は旅費から宿泊費から飲食費まですべて会社持ちでやっています。
とはいえ、そもそもは私も含めて従業員全員の労働の成果として顧客からもらったお金なので、会社が払っていると言っても、それは「みんなのお金」なんですよね。
それをどう使うかに、その会社の色が出てくるように思います。

全額会社持ちの旅行なので、旅先では「領収書下さい」と会計の度に言う訳ですが、ラフティングではインストラクターの兄ちゃんに
「今時、全額会社持ちで社員旅行なんて珍しいですね」
と言われてしまいました。
そういうものなんですかね??

なんとなく「給与を抑えて、その分をみんなの遊興に使っているだけ」な気がするのですが。

そういうとその昔、「社員旅行は無しにして、そのお金をボーナスで出し欲しい」と言われたことを思い出してしまいました。
忘年会などの懇親会や社員旅行は
「仕事柄、なかなか全員が顔を合わせる機会がないので、社員間の親睦の場としておこなっている」
ため、その旨を説明して要望は却下しました。
以前にもブログに書きましたが、私は「黙って言うことを聞け」と言うつもりはないので自分の考えを説明しますし、相手の考えも聞きます。
ただし、最終的に決定を下すのは私ですし、決定した事柄の趣旨に賛同できないのであれば一緒にはやっていけないということになります。
私としては、親睦の場は必要だと思っているのです。
まぁ、社員旅行や飲み会を一切止めて、極限まで給与額を上げるという考え方もあるんでしょうけども、それじゃぁ「会社」である必要がないじゃないですか。
そうして欲しいという人は個人事業主にでもなれば良いんですよ。
別に会社のために身を粉にして働けとか言う気はない‥‥
そもそも、それができないから私は独立した訳ですし、自分ができないことを社員に強要する気はない
‥‥ですが、せめて同好の士とでもいうか、同じ会社で仕事をしている仲間のことは気にかけて欲しいものです。
各々の案件の独立性が高いといっても、チームを組むこともありますし、完全に一人で仕事をする訳でもないですからね。
それに、会社というのは社員間の相互扶助、助け合いの組織であるべきですから、会社にどういう人がいるのか知らないというのは問題でしょう。

話が逸れました。

一応、社員旅行はみんなで遊ぶだけでなく、労使間対話のようなものもおこなうのですが、会社に対する要望事項は「特に無し」。
つい
「給料上げろとかないの??」
と尋ねてしまいましたが
「現場で他の会社の惨状を見ていると、うちの会社のホワイト度合いがよく判る、現状を維持してくれればそれで良い」
だそうで。

まぁ、私に対して面と向かって言えないというのはあるかもしれませんが(そんな草食動物のような人間がうちの会社にいるのか?)、とりあえずは自身が目指している方向が間違っていないということが確認できて良かったです。

そうそう、要望と言えば
「人手が足りないから、人を増やして」
と言われましたが、こればっかりは会社設立からず~~っとどうにもなっていないことなので、もう「善処します」ではなく「無理です」と答えてしまいました。
来週は合同就職説明会があるので、見所のある人材に出会えると良いのですけどねぇ。