走らないフィット

こんにちは、ばたすけです。

先週、1週間かけて長崎と佐賀を旅行してきました。
旅先での移動の足となったレンタカーはフィットでした。
先代のGE6型で、1.3リッター99馬力のモデルです。

まぁ、4人乗車だったというのもあるとは思いますが、この車、走りませんね。
停止状態からの出足が物凄く遅く、エンジン音だけウワーっと大きくなりますが、ちっとも前に進みません。
音だけ先に進んで、体は置いていかれているみたいでした。
叔母のAK12型のマーチ(4速A/Tで90馬力)だと、4人乗車でも出足が遅いと感じたことはないのですが、これはCVTのデキが悪いのか、それともCVTというのはどれもこれもこんなフィーリングなのか、どちらなんでしょう?
初めてCVTの車を運転したので、何が悪いのかは判断できません。
ただ、何れにしても出足が遅いので、合流などでは苦労しました。

また、長いカーブの途中で突然「腰が砕ける」とでも言うか、カーブでググーっと踏ん張っているのが突然「もう無理!」となって、グワッと上屋が外に振られるという現象に何度か見舞われました。
カーブの途中でこういうことになると、物凄く怖いです。
まぁ、これは「いつもと同じ」ように運転するのではなく、この車に合わせた運転をするべきであって、「フィットだから駄目」ということではないんだろうなとは思います。
ただ、AK12はここまで不安定な挙動はしなかったと思います。

あと、これもパサート君と比べてはいけないのですが、80km/hも出すと「いったい何km/h出てるんだ!?」という揺れと風切音、ロードノイズで、馴れるまでは高速道路が怖かったです。
少しの凹凸で車体はグワングワン上下に揺れるしで、こりゃ高速道路を走るには向かないなと思いました。

まぁ、車種だけでなく、グレードの違いや、車の個体差もあるとは思いますが、今回の旅行で私の中でのフィットの評価はダダ下がりです。
マーチやヴィッツやフィットやデミオなどのコンパクトカーはどれも同じようなものだろうと思っていましたが、結構な違いがあるものですね。

旅行から帰ってきてパサート君で出掛けると、早速、スローなフィットの後ろを走ることになったのですが、「遅いぞこの野郎」ではなく、「仕方がないよね」と温かい目で見ることができるようになりました。
贅沢な話ではありますが、このクラスの車を買うのなら、頑張ってポロを買うべきだなと思いました。