認知症ドライバー

こんばんは、ばたすけです。

報道ステーションで「認知症のドライバーが30万人いる」という特集をやっていました。
高速道路の逆走を例に出して「信号や標識が認識できないで事故を起こす」といったことを最初に言っていたのですが‥‥
「地方の認知症の老人には交通手段としての車は必須だ」ということと、「認知症だと診断されたドライバーの免許は取り消される」ということを最後に流して、古館氏が「老人に冷たい社会ですね」と締めくくっていました。
何が言いたいんでしょうか?

「老人福祉を手厚くせよ」と言いたいのなら、はっきりそう言えば良いのですが、表現が歪曲で私には「老人には免許が必要なんだから、認知症でも運転させろ」と言っているようにしか解釈できませんでした。
事情はどうあれ、認知症での運転は飲酒運転と同じで「走る凶器」ですよね。
これはどういう理由にしても許容できる話ではないと思います。
飲酒運転の事故は語気も荒く「許せない」と言っていたのに、認知症のドライバーが事故を繰り返していてもそれについては何も言わない(どころか、許容するかのような発言をしている)のは "変" じゃないでしょうか。

認知症のドライバーは許容できるものではありません。
過疎地の医療体制や福祉の不備は改善されるべきでしょう。
ただ、この危険運転と過疎地の不便さとは一緒くたにして話す内容ではないですよね。
問題の次元が異なります。
どういう意図の特集で何を主張したかったのか、理解に苦しみます。