風立ちぬを観てきました

こんばんは、ばたすけです。

昨晩、レイトショーで「風立ちぬ」を見てきました。

話としては綺麗にまとまっていたと思います。
恋愛を絡めてストーリーを盛り上げるというのも定番の手法かなと思います。
「菜穂子無しで、一生懸命飛行機を設計しても良いよね」
と思わなくもないですが、それでは盛り上がりに欠けるでしょうから(苦笑)

ただ、「生きねば。」というキャッチコピーが何に掛かっているのかは私にはちょっとピンときませんでした。

「生きねば。」という言葉の言い回しからは、私は「生き抜かなければならない」という必死さを感じるのですが、そこまでの強い意味ではないのでしょうかね??
仕事も生活も含めた「真面目に生きるということ」を一生懸命やりましょうよという程度のことで。
ちょっと、このキャッチコピーはアクが強いように思います。

あと、詳細は書きませんが、「技術者も芸術家も旬は10年」というところや、(これは私の受けた印象ですが)「真面目にコツコツ頑張らないとダメだよ」というところは、宮崎駿監督が自分自身のことを指しているのかなという気がしました。

他に‥‥
言われていた庵野秀明の声はそれほど気にはなりませんでしたが、効果音は気になりました。
効果音を人間が口でやる必要性はよく判らないです。
なんか変ですよ。
まぁ、宮崎監督には何かしらのこだわりがあるのでしょうけども。

個人的には、宮崎駿監督が「やろうと思ったけど絵にならない」(‥‥から、飛行機にして「紅の豚」ができた)と言っている戦車のアニメを作って欲しいですね。
「画面が全部灰色になって何も映えない」と言っていますが、妄想と空想で描くのであれば、そこまでリアリティを追求する必要性はないというか、完全に趣味に走って好きに描けば良いんじゃないかと思うのですが、そこにも何かしらのポリシーがあるのでしょうから、これは実現しないんでしょうねぇ。

総括としては、見て損はない映画だと思いますが、万人にはオススメしませんね。

言葉遣いとか、恋愛とか、仕事とか、もっと真面目に取り組まねばいかんよねと思いました。
ま、そういう反省を促される映画だと思います。