地元民のコミュニティ

こんばんは、ばたすけです。

私は転勤族の家に生まれて、2,3年のスパンであちこち転々としていましたので、土着意識や郷土愛といった感覚がありません。
結婚して家を買いましたので、今現在が人生において一番長く一つ所に住んでいる状態ですね。
もうかれこれ7年になるでしょうか。

そんな感覚でいるので、行く先々で「おらが村では」な地元民の土着意識や既得権の主張に辟易とさせられてきたものですが、今住んでいる所も似たようなものですね。
昔からの農家があり、昔からの商店があり、そして昔からのコミュニティがあると。

そのコミュニティは「頼んでくるなら入れてやらないでもない」という姿勢なので、物凄く閉鎖的です。

まぁ、当人たちは自分たちが「閉鎖的」であるとは思っていないのでしょうね。
自分たちは先祖代々この土地に住んでいるから、後からやって来た者が頼み込んでコミュニティに入るのは当然のことだと思っているのでしょう。
自分たちがルールであって、そのテリトリーに後から入って来た者は自分たちのルールに従うべきだと、まぁ、そういうことですね。

当然ながら、私はそんなコミュニティに頼み込んでまで入りたいとは思わないので、何か言ってきても生返事をするだけで放っておく訳ですが、そうすると「あいつは後からやってきたのに謙虚さがない」とかいうので気に入らないとなる訳です。

そんなこんなで、地元民と新興民との間には深くて広い溝があるようです。

ニュースなどで「地元消防団に人が減って困っている」という話をたまに聞きますが、私の住んでいる所も同じようです。
そりゃ、地元民が減って、新興民が増えているというのに、今まで通り「おらが村では」と言って自分たちに従うべきだという姿勢でいれば、新興民が寄ってくるはずがないでしょう。
消防団も、地元の神社も、後を継いでいく者がおらずに困ってはいるようです。
だからといって「是非、参加して欲しい」とは言ってこないんですよね。
あくまでも「頼んでくるなら入れてやらないでもない」という姿勢です。

私に言わせると、新興民が地元コミュニティに参加しないのは「当然の帰結」なんですが、自己を客観視できない人達なのでどうしようもないのでしょうね。
世の中の情勢にマッチしていない訳ですから、緩やかに滅んでいけば良いと思います。
「環境の変化に適応できないものは滅ぶ」のは自然の摂理ですからね。