稲わらの放射線量は52000ベクレル?

こんにちは、ばたすけです。

汚染牛肉問題ですが、
放射性セシウムに汚染された稲わらを餌として与えられた肉牛云々」
とは言うものの、稲わらの汚染度がどの程度かなのかは一切報道されていませんよね。
ニュースで一度
「高濃度の汚染稲わら云々」
と言っているのを耳にしましたが、高濃度の汚染というのがどの程度なのかはどこも報道しません。

「公表できないような数値だから、報道管制でもおこなわれているんじゃなかろうか?」
と思っていたのですが、新潟の汚染牛のニュースでやっと
「餌として与えられていた稲わら1kgから52000ベクレルの放射線量が検出された」
という話が出てきました。
聞き間違いではないと思います。

5万2千ベクレルですか。
そりゃまぁ、稲わらを食べた牛の肉が2100ベクレルとかになるんですから、それくらいの数値は出てもおかしくないですわな。

この稲わらが福島から運ばれたものなのか、新潟で天日干しされていたものなのかはよく判りませんが、とにもかくにも、福島を中心とした広範囲で栽培された農作物が「ちっとも安全ではない」ことだけは確かでしょう。
露天栽培されている農作物も同レベルの放射性物質を浴びているということですから。
この期に及んで「安全です」と言うなら、その根拠を示して欲しいものです。
水洗いすれば表面に付着しているものは流れ落ちるでしょうけども、植物が内部に取り込んでしまったものは水洗いでは落とせない訳で、調理されて目の前に出てきた段階で線量がどの程度になるかは判りませんが、少なくとも摂取したいとは思わないです。
風評云々言う人もいますが、普通の状態ではないことだけは確かです。
わざわざ「危険かもしれない」ものを進んで食べる気にはならないですよ。

そういうと、以前ブログに書いた「被災地の復興を食べて応援しよう!」を一切聞かなくなった気がします。
やはり「安全じゃないから、食べろとは言えない」という状況なんじゃないかと思うのですが、真実はどうなんでしょうか?
状況を見る限りでは、素人考えでも安全だとは思えないんですけどねぇ。

あと、稲わらが52000ベクレル、牛肉が2100ベクレルと、そこにばかり目が行ってしまいますが、地域住民の方の健康状態に問題はないのでしょうか?
ずっと屋外にいる訳ではないので、同量の放射性物質を浴びているという訳ではないでしょうが、放射線量が通常より高いという状態に変わりはないですよね。
原発事故収束に向けた第一段階が完了したと言っていますが、本当に放射性物質の放出は止まり、汚染の拡大は防げているのでしょうか。
住民の帰宅という話が出ていますが、逆に避難エリアの拡大や、もっと踏み込んで強制移住などが必要なんじゃないかと思われてなりません。