湿式7速DSGの違和感

こんばんは、ばたすけです。

ディーラーにアルテオンを作業に出したところ、代車がポロでした。
現行と比べて一つ前の、2009年にデビューしたモデルですね。
多分、1.2Lで乾式7速DSGだと思います。

この乾式DSGはすぐにジャダ―が出るだの壊れるだのと評判が悪いのですが、トルコンATみたいなフィーリングで結構好きだったりします。
何年か前に代車で乗ったB7パサートの乾式7速DSGも同様で、トルコンATからなんの違和感もなく乗り換えられました。

それに比べて、我がアルテオンの湿式7速DSGときたら、トルコンATのように運転すると、低速での挙動に違和感アリアリです。
特に、静止状態からの発進時ですね。
1速ギアは車を止まっている状態から動かし始めることだけに使い、車が動き出したらすぐに2速にシフトアップします。
この1速から2速に切り換わる際に、パワーが途切れる瞬間があるんですよ。
MTの車を運転したことのある人なら判りますよね、ギアを切り替えている時にはエンジンパワーはタイヤには伝わらないですし、ギアが切り替わるとエンジン回転数が落ちてパワーも下がります。
結果、加速が鈍ると言うか、一瞬減速することになる訳です。
これ、信号の右折で直進車が途切れたから「今だ!」と飛び出す時に起こるので、物凄く怖いです。
交差点の真ん中で一瞬「止まってるんじゃないか?」という感覚に捕らわれます。

まぁ、「この車のトランスミッションはオートマチックじゃなくてマニュアルなんですよ~」と思えば、「ギアを切り替えてるんだからパワーが途切れるのは当然ですよね」ということで、理屈としては起こっていることが理解できるんですけれども、長いことトルコンATのB6パサートに乗っていた身としては、この動きは違和感でしかないです。
湿式7速DSGに応じた運転方法に私の方が切り替えるしかないのですが、もう少しトルコンAT的な動きをさせられないものなんでしょうか。
乾式7速DSGでできていることなんだから、湿式7速DSGでもできそうなものですが‥‥まぁ、それをすると壊れちゃうんでしょうね。

営業さんにこの話をしたら
「パワーのない車のDSGは1速ギアを高回転まで引っ張るからそういうことは起こらないですが、アルテオンなんかのパワーのある車はすぐにシフトアップするプログラムになっているので仕方ないですね」
と、なんの問題解決にもならないことを言われてしまいました。
スポーツモードにすると高回転まで引っ張るようになるので、交差点の真ん中で減速することはなくなりますよとのことですが、スポーツモードは運転していてなんか忙しなくて疲れるんですよね。
ノーマルとスポーツの間のモードを用意して欲しいところです。

アルテオンは良い車だと思うのですが、どうにもこのトランスミッションだけは好きになれないです。