アルテオンのシューティングブレーク

こんばんは、ばたすけです。

フォルクスワーゲンが新たにシューティングブレーク市場に参入する、そのベースとなるモデルはアルテオンだ

という情報が数週間前に自動車情報サイトに出ましたが、この話の信憑性はどの程度なんでしょうかね?
5ドアリフトバックのアルテオンにシューティングブレーク(という名のワゴン)を追加してもあまり意味が無い気がするのですが。
アルテオンが5ドアリフトバックである意味が無いですよね。
ワゴンボディを追加するなら、5ドアリフトバックではなく、普通に4ドアのセダンボディで良い訳ですし。
そもそも、ワゴンが欲しいならパサートで良いでしょう。
ほとんど差別化できていない(違いは外観だけですよね)アルテオンシューティングブレークとパサートヴァリアントをラインナップに並べても意味はないですよ。
この情報が真実とするならば、ちょっとフォルクスワーゲンの戦略が理解できません。

あと、「新開発の6気筒ターボエンジンを搭載する」という話も書いてありましたが、276馬力、350Nmというエンジンスペックは間違いですよね??
MQBには既存のV型6気筒エンジンであるVR6を搭載できるだけのスペースが無いということや、他メーカーは電動化との兼ね合いで直列6気筒エンジンを新規開発していることを考えると(とはいえ、V6エンジンとしては比較的コンパクトなVR6が載らないエンジンルームに横置きの直列6気筒が載るとも思えませんが)、新たによりコンパクトな6気筒エンジンを作るという話は解らんでもないですが、アルテオンに搭載されている2リッター直列4気筒ターボエンジンのEA888がデチューンされていて280馬力、350Nmなんですから、スペックが変わらない(むしろ下がっている)なら、新しいエンジンを用意するという話には必然性がないですよね。
それに、ゴルフ8のRには、メルセデスAMG A45への対抗策としてアウディの2.5リッター直列5気筒ターボエンジンのEA855を搭載するという話が出ているくらいですから、そうなると尚更新しいエンジンなんか不要な訳で、この新型6気筒エンジンというのはかなり眉唾なように思います。

と、いうことで、新型エンジンもそうですが、シューティングブレークを出すという話も嘘っぱちなんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。


個人的には、新型エンジンを作っている時間とお金があるなら、モーターを組み合わせた新しいトルコンATを用意しようよと思うのですけれども。
未だに乾式7速DSGや、新開発と言っても7速止まりの湿式7速DSGを使用しているフォルクスワーゲントランスミッションは競合他社から取り残されていってますから、新型エンジンを作っている場合じゃないでしょう。
優先順位がおかしいですよ。

何が本当かは判りませんが、アルテオンの残価ローンが終了する3年後には、EA855と10速トルコンATを搭載して48VマイルドハイブリットなアルテオンRとかが出てくれていると、とっても嬉しいんですけどねぇ。