出たよ、「特に理由はないです」が

こんばんは、ばたすけです。

先日、新卒の採用面接をやったのですが、面白いのがやってきました。

「どうしてうちの会社を受けようと思ったんですか?」
と尋ねたら、回答が以下の通り。
「いえ、特に理由はないです」

採用面接を受けに来ていてこういうことが平然と言えちゃうんですね。
凄いです、大笑いしちゃいました。

私は以前から「就職活動は恋愛と同じ」とこのブログに書いていますが、その理論でいくと

女性に「別に彼氏なんて馬鹿でも不細工でも男ならなんでも良いから、とりあえず最初に私の視界に入ったあんた、私と付き合って」と言われてるようなものですよ。
私は「馬鹿でも不細工でもなんでも良い」とか言われると腹立ちますけども。

まぁ、それこそその女性が物凄い美人だとかなら話は別かもしれませんが、それも「就職活動は恋愛と同じ」理論でいくと、面接を受けにきた人がそこまで魅力的かという点が分かれ道になる訳です。
で、残念ながらそうではないので思いっきり腹が立ちました。

こんな馬鹿は来るな、帰れ!

ってなもんですよ。
就職活動の準備不足以前に、人間として「こう言うと相手がどう思うか」を考えられない段階で論外です。

ただ、面白いので色々と話してしまいました。

「その会社で働いたことがなく、どういう仕事の内容なのかも解らないのに、自分は会社の役に立ちますなんてことは言えないです」

とか言ってましたね。
そんなもん、インターンでもやらない限りはみんなイコールコンディションでしょうが。
だから、その会社の仕事の内容を尋ねて、自分のやりたいと思っていることとマッチしているのなら、「そういう仕事に就きたいと思っている」という思いの丈を主張するんじゃないですか。
で、主張の内容が合っていれば、企業側は採用しようかなと考える訳だし、チンプンカンプンなら違いますよと言ってお引き取り願うことになる訳ですよ。

なんかこう、そもそも「就職する気がない」んじゃないかと思われてなりません。
なんやかやと理由を付けて就職したくないってことなんじゃないでしょうかね、こういうのって。

こういう大ハズレの面接をやった後は疲れてしまいます。
この無為な時間も結構馬鹿にならないのですが。
もう少し真っ当な人に来て貰いたいものです。